第9話付き合うって何?

オセロでは、鷲尾は負けた事はなかった。


しかし、桜は過去、現在、未來を見透す力があるらしい。


「具体的によ、付き合うって何するんだ?」


桜は、平気な顔でセックスと答えた。


「まぁ、セックスは早すぎるだろ?お前、まだ未成年だろ?」


「だから?」


「だから、まだセックスは出来ない。」


「大丈夫ですよ。二十歳まで監督が抱いてくれるの待ってるんで。」


わたしが癒してあげます。


その瞬間、体に異変が起きた。


この部屋、窓から見える景色、全てを思い出した。


高校2年生の夏だ。


苺の部屋にいびりたっていた頃。


隣には(元嫁)の苺が寝ている。


え?これがタイムスリップてやつか?


「鷲尾君どうしたの?」


鷲尾は、今から「やっベー事言うけど俺はマトモだ。」


と言って過去、現代、未来を話した。


「大丈夫?練習のし過ぎじゃない?」


苺は、笑っている。


「今から田村が呼びに来る!」


「鷲尾先輩、そろそろ監督来ますよ!」


「なぁ、そうだろ?」


「毎日の事じゃない?」


とにかく話しは練習後なと言って苺の家を飛び出した。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る