第8話恋

最近、バナナが背が伸びてきた。


そして桃と渚が鷲尾の部屋に入り浸るようになった。


別れた妻を思い出す。


ずっと一緒に生きていくと思った。


それが置き手紙を残して去って行った。


そして監督を辞めた。


田村が何回も女を紹介してきた。


みんな、鷲尾に惚れたが拒絶した。


しかし、最近、マネージャーとして桜かえでが入部してきた。


鷲尾はびっくりした。妻とそっくりだった。


「監督、甲子園目指してるんですよね?」


「あぁ。」


「わたしの意見ですけど今の練習の倍は練習しないと甲子園は無理だと思います。」


「良いんだよ。これから大学、社会人と経験してプロになるヤツもいるし高卒でプロになるヤツもいるから野球を好きで終わらしてほしいから。」


と答えてベンチで寝てしまった。


目覚めた時は夜だった。


「やっと起きた。みんな帰りましたよ。

残ってるのは鷲尾と桜だけだった。


「桜の家どこ?」


「それが親とケンカして。」


「じゅあ、うちに来るか?」


「はい。」


バナナ、桃、渚は寝ていた。

 

「オセロでもするか?」


「はい。」


「オセロで勝ったら鷲尾監督と付き合いたいです。」


「え?」


「嫌ですか?」


「良いぜ。」


全敗、鷲尾はした。


「監督オセロ弱いですね。」


「わたしと付き合いなさい。」


「分かりました。」


やっぱり、別れた女房に似てると弱いな。




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