第6話女子野球部

そっか‥今の俺の価値は過去の栄光か。


「作れば、女子野球部。まぁ、甲斐谷校長が許すならな。」


「ありがとうございます。良かったら甲斐谷校長に一緒に会ってくれませんか?」


良いよ。甲斐谷は俺を許して無いだろうな。


「鷲尾先輩お久しぶりです。」


「おう。」


校長室は、香水の臭いがする。


「簡潔に言う。女子野球部を作ってくれ、一応、俺が監督だ。」


甲斐谷は、簡単に


「良いですよ。」


と答えた。


「ただし、男子野球部が甲子園に行けたらの話です。」


甲斐谷は、微笑しながら言った。


「分かった。」


と鷲尾は言って校長室を出た。


廊下で女子2人に


「マネージャー兼野球部として野球部に入部しろ。【野球は楽しいぞ。】」


と言ってグランドに戻った。


田村は、拘束され正座をしていた。


「田村、大事な事は先に言え。」


「すみません‥‥。」


田村は、泣いていた。


バナナに、頭を田村は叩かれていた。


「田村、仕事に戻れ。」


申し訳なさそうな姿のまま田村は業務用の車で走って行った。


「監督!阿修羅が田村先輩を探し当てました。」


「おーし!マネージャーが入ったぞ!適当に自己紹介して。」


「桃です。」「渚です。」


いやほーと阿修羅は叫んだ。



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