第4話監督

「こんにちは、新監督の鷲尾こうしだ。」


「ちゅーす!」


50人ぐらいの部員が鷲尾に挨拶した。


「俺の練習方法は、とにかくピッチャーなら真っ直ぐしか教えない。後いつもバッターを立たせて投げる事そしてバッターはとにかく粘り強くピッチャーを疲れさせるバッティングをしてほしい。」


「はい!」


「じゃあ、スタート。」


スタンドの中に入って鷲尾は熱いと言いながらバナナを見た。


「おい!バナナ何でお前がここにいる?」


「マネージャー?」


「頼まれたのね。」


ため息をついて選手達を見ていた。


阿修羅は、みんなが打てそうな球を投げて撃たれると幸せそうな顔をしていた。


究極なM男だな。


まぁ、コントロールが良いって事だな。


バッターは、みんな良く飛ばすな。いくら阿修羅が打てそうな球を投げているとはいえさすが甲羅高校って事か‥。


女子高生がいきなり鷲尾に


「一緒に写真撮って下さい!」


と3人そろって言ってきた。


「ん?あいつらの写真か?練習終わったらな!」


「違います。鷲尾監督です。」


「良いよ。」


俺はオッサンだぞ。


女子高生に囲まれて写真を撮った。


何故か連絡先まで聞かれた。


いつの間にか行列が出来ていた。


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