　いつもこの時期に運命の力強い渦に巻き込まれる。

　まだ寝てたい、起き上がりたくない。

　すごく疲れるの。

　肉体があるってものすごい不便だし、テレパシーで全て通じ合えないのは酷く侘しい。

　神秘に触れると凄く安心する。

　でもこの分離された世界でしかできない事もある。

　本当に昔から決めつけられるのが嫌いだった。

　普通の意味もわからなかったし、なんで固定概念の枠に入れられなきゃいけないのか疑問だった。

　幸せも人それぞれだし、個性も長所も欠点も好きに混在してればいい。

　それが不思議なバランスでしっかり調和されるのに、無理に調和させようとして削って無個性のつまらないものにしてしまう。

　自分の言いたい事もまともに言えない様な自分を殺す世界ならば、いらない。

　そんなのはもう死んでるのと変わらない。

　呼吸が止まる前にいつから死んでるのかもわからないような生き方はしたくないし、する気もない。

　この瞬間のために生まれてきた。

　そう言い切れることが私が心から求めている物。

　ただそれだけを求めてる。

　不意に引いたタロットカードが死神のカード。

　これまでのパターンが一度終わって人生の第二章が始まる事を予言してた。

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