第2話 家族
~転生から5年~
「ヒューゴもう遅いから帰るよー」
「わかった」
転生してから五年後、俺は幼馴染で親友のリディと一緒に森に来ていた。この世界では幼少期からの鍛錬や訓練はなく六歳からが一般的らしい。
「「ただいま~」」
「おかえり、ヒューゴ、リディ」
「ただいま母さん、これ森で獲れた野鳥」
僕はこうして自分の体の使い方の練習のために森に入って猟をしている。このへんで僕の家族を紹介しよう。
母:シェヘラ(?級冒険者)
神器:不明
父:ウブロ(?級冒険者)
神器:不明
この二人が僕の両親だ元冒険者らしく今は休業中と聞いた、まだ戦ったことはなく強さは不明だがまだ勝てる自信はない。二人はずっと仲が良く、ひたすらイチャイチャしてる。
「ヒューゴ、あと一か月で六歳になるな。誕生日を迎えたらその日に王都に向かうぞ。神器をもらいに行こう、そのまま王都の冒険者ギルドで登録しようか」
「わかったよ、父さん」
僕の両親は昔凄腕の冒険者だったらしい。
「冒険者ギルドの後はどこにいくの?」
「ギルドに行った後は軽くクエストを受注して、クエスト行ってみよっか?」
クエストとは、ギルドに直接送られてくる依頼のことで、別のクランに直接送られてるクエストは以来といわれることが多い。
「クランは?どこがいいとかあるの?」
「クランは別にヒューゴが入りたいとこでいいと思うぞ。俺らがもともと入ってた常闇の鯱でもいいとは思うが、ヒューゴが自分の性格に合うクランに行けばいいぞ」
そういうと父は寝室に向かった。
「じゃあ俺は寝るから、お前も遅くならないうちに寝ろよ」
「わかった」
~次の日~
また近くの森に来ていた俺たちは今日も狩りをしていた。
「ヒューゴ!そっち行ったよ!」
「わかった!簡易刀剣術一式”流”」
「やったねヒューゴ!今日のご飯は猪鍋だね!」
「ありがと、リディ…「「!?!?」」
「ウガァァァァァァァ」
森にこだまするその咆哮は、ヒューゴたちに逃げる時間をあまり与えなかった。
「矮小なる人間よこの森に何の用だ」
王狼フェンリルがなぜここにいる?このモンスターはエンドコンテンツのラスト”レコードボス”の一体がこんな森にいるんだ?
「すみません、この森には狩りをしに来たのです。」
ここでこのボスに会うのはまずい、さすがに今このボスを倒せるとは思わないな。
「すぐに立ち去るから逃がしてくれませんか?」
「ほぅ、小僧我と貴様の力量差を今の一瞬で感じ取ったか。それならどちらか一人だけなら逃がしてやろう。」
流石に両方は逃がしてくれないか。
「リディ、僕が残るから家に帰ってからウブロを呼んできてくれないか?ウブロが来るまでは何とか耐えるからさ」
そういうとリディは小さくうなずき
「風よ道を作れ”風の導”」
リディは魔法を唱えるとすぐに村の方へ飛んで行った。
「さぁ、小僧準備はできたか?」
「まぁ、そう焦るなよゆっくり相手してやっから」
さて、なるだけ早く来てくれよ父さん流石に何時間も耐えられるほど余裕はないから
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