能力測定と異能のタイプ

「先ほどの事件のせいで少し遅れたが、いつも通り能力測定を始める」


教室では、先ほどの事件の収束が早かったからか、生徒たちはみんな落ち着いて先生の話を聞


いていた。


「それでは行くぞ」


私たち生徒は先生のあとについていった。


「時間が押してるから、能力測定は学年合同で行う、各自これだと思う異能のタイプが書か


れてある看板の前に並んでくれ。異能を持っていない場合も一応検査するからその場合、こっ


ちの異能未所持者の看板の前に並べ」


私は近距離スピード型と書かれた列にならんだ。


私の番になると、白衣の女性が質問をしてきた。


「どんな能力なのか」


「どれくらいの維持できるか」


「どれぐらいの威力があるか」


などという質問に答えると、彼女は測定器なる機械を取り出し、


「こちらを使って潜在能力などを調べます」


私は彼女の指示に従い、その機械で測定していく。


測定を終えると彼女は、結果が書かれた紙を私に渡してきた。


紙にはこう書かれていた


ロコウ・メアリル 


能力名  ハンターハント


異能タイプ 近距離スピード系


異能詳細 体の一部または全体を強化する能力


パラメータ(A~Eの範囲内)


破壊力/持続力/ 射程/スピード /精密性/成長性 


  A    C    E   B    B   D


「このパラメータはあくまで目安であり、能力の優劣にはならないから注意してね。では次の方ー」




私は検査を終えると、待機エリアにやってきた


さて私は一旦、礼二と羽沢さんと合流しようかな


そう思って礼二のいる一組の方に目を向けると、あちらの方が早く着いたのかもう看板に並ん


でおり、人はまばらだった。


礼二もそこにいたので、私は礼二の方に歩いて行った。


「礼二ー会いたかったよー!」


「まだ数分しかたってないですよ」


「えー、礼二も寂しかったでしょー?」


「まだ数十分しかたってませんよ」


「もう数十分もたったの!」


「ほら、羽沢さんも来ましたし、これくらいにしましょう」


「はーい」


(むう、今の礼二はつれないなぁ)


私はそんなことを思いながら羽沢の方を見やる。


「おまたせー、いやぁ二人を見つけるのは苦労したの」


「そういえばクラスも行ってませんでしたからね、仕方ありません」


「とりあえず集まったけど、これからどうする?」


私はそういうと、羽沢は少し考えた後、


「ヒロインの中に2年の先輩が一人いるんだけど、それ以外の三人はこっちに集まってるから、


その三人と主人公を探して、見つかったらその子の異能の名前と効果、あとその子の性格を軽


く紹介するの。それでいいの?」

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