第36話

俺達はメルテーヘルに行くために俺の家に集合した。

何故かって?そりゃあ、馬車めんどいし、こっちの魔法陣の方が使いやすいじゃん。あと時間もないし、大会の紙見たらあと1週間だったし…。



そして今俺は荷物を詰めている。

街やテキントリー伝説洞窟で集めたものと、旅行バックを全てユトの亜空間に放り込んでる。

何故旅行バックかって?こういう時にしか使えんからよ!日本で一回も使った事なかったし!めっちゃ憧れてたんだよね。あ、あとその他諸々…ね?



ささ、準備はおーけーおーけー。

魔法陣の所まで行っていざ出陣!目指すは本能寺!行くぞぉ!|(これが言いたいだけ)

そうして、俺達はメルテーヘルに行った。



///天界///


「私は良い情報を手にしたぞ!」

「何を知ったのフィーちゃん?」

「そう!よくぞ聞いてくれた!」

「じゃあ聞かなくていいの?」

「ごめんなさいやっぱり聞いてください!」


「あのパーティーが大会に出る?」

「そうなの!だから、それでどこのパーティーが勝つか賭けない?」

「聞いた私が馬鹿だった…やらないよそんな事。それより、サポートに回らなきゃだし、上の人からから結構紙もらってるでしょ?それの整理整頓しなきゃじゃん」

「神だけに、紙!わぁ私天才!」

「…(圧)」

「すみませんやりますやりますから!」

「…はぁ」


///現実世界 メルテーヘル///


「さあさあいらっしゃいませ〜!いつでも元気いっぱいのサーリさんのお店ですよ〜!」


着いた場所はサーリのお店だった。

けど…凄い綺麗になってる。前は変な紫色の物体Xとか禍々しい薬缶Xとか、全部撤去されてる。全部地下に持ってったんだな。前も綺麗って反応したけど、その前よりすっごい綺麗だわ。

そんな感嘆していたら、奥から人が来た。


「あ、サーリさんおかえりなさい」


その人はサーリとは反対の黄色に似た橙色の髪の、メイド服を着ている少女だった。


「え〜と…どちら様で?」


そう訪ねたら少女は、


「あ、失礼しました。私、サーリさんの弟子のマリヤと言います。今はサーリさんから任され、ここの店長代理をやっています。」


と、自己紹介した。


「あ、これがサーリの言ってた弟子?」

「はい。実は私、たくさんの人の色んな呪いを解いて、色んな人を助けたいとおもって修行しに来たのです。なので、ここに住み込みで教えてもらっていました。今は、基礎をしっかりと覚えて、お客さんの治療をしています。」

「へぇ〜。サーリの弟子にしてはまとも」

「なにその私の弟子はまともじゃないみたいに思ってるみたいなの?」

「うん思ってた」

「ドストレート!?」

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