第27話

 第10階層…の前に何か変なお店があるやけど…。

 なになに?


 《移動式販売店》


 ???何これ???

 とりあえず俺は中に入ってみる。その後をネーネルが来る。さっきから思う。ネーネル影やん。出番無さすぎて影薄くなってるよ…けど何故かネーネルは不満を持ってるような顔ではない。もっと言えば楽しんでいるような顔をしている。何が楽しいんだろう。ま、いいや。


 中は意外と綺麗で、杖や剣などの常連装備と。発光玉や火薬剤。マッチと石油などの使い捨て道具だったり、何故かほうきやちりとりなんかもあった。きっと「終わったらしっかりと掃除しろ」と言う意味合いなのだろう。ま、しないけど。

 ここの買う方法は玄関にある貯金箱みたいな所だろう。ちなみに持ってお金出さないで万引きしようとしたら次の階層に行けないらしい。


 俺は、とりあえず発光玉や煙玉を3つぐらい買った。

 ネーネルがどこにいるか確認しようとしたら、ストレージバッグに何か入れた後だった。


「何か買ったのか?」


「…違う。整理してた。」


 そんな事を言ってた。


 第10階層。

 そこはさっきとは打って変わって静かな平地だった。

 10階層もなんかやばい奴がいるかなぁ…と思ったけど、あれ?誰もいないじゃん。

 いや絶対違う。あの神の事だから変なギミックがあるに違いない。

 そう意気込んでいた瞬間、


 ゴゴゴゴゴゴゴ…


 左の壁が崩れた。


「ん?ん゛ん゛ん゛!?」


 そこには、ドラゴンにいた。


 名前 レッドドラゴン 職業 不明 性別 雄 

 LV 300 ポイント 10000


 HP 100000

 MP 45000

 力 30000

 守 100000

 速 150

 運 300

 再 10000


 スキル

 火魔法・ブレス MAX

 火魔法・熱火風 MAX

 風魔法・暴風 MAX

 魔法耐性 MAX

 .

 .

 .

 エラー


 称号

 テキントリー伝説洞窟のボス(中)



 やばいやばいやばいやばい!


「ネーネ…」


『ピコーん。メールが届いたよ!』

『ネーネルと一緒にドラゴンを倒せ!Byフィリアーネ

 君…死んだかも知れないね…頑張って。Byカティーナ』


 …は?

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