第25話

『ピコーん。メールが届いたよ!』


 …こいつが犯人なのかよ…たんこQが犯人なのかよ…。

 神様…俺、遊ばれてるんすか…。

 そう思いながら俺はメールを見た。


『お前エクスプロン使いすぎ!もっと他のものも使え!なの!Byフィリア―ネ

 ごめんね!ちょっとフィーちゃんの要望に応えてくれないかな?これでもこの伝説洞窟を造ったの、フィーちゃんだからね?お願い!!あ、あと20階層まであるから!Byカティーナ』


 ん?誰だこいつら…?ていうかここ20階層もあったのかよ!


『ピコーん。メールが届いたよ!』


『補足説明です!

 たんこQ運営がフィーちゃんで、その友達が私。転生者のサーリ様の手助けをしているカティーナです!よろしくお願いいたします!』


 へえ~つまりフィリア―ネっていう人が俺の手助けをしていると…ちょっと待った。

 ん???『転生者のサーリ様の手助けをしている』と言うことは…つまり…カティーナという人は、日本から転生してやってきたサーリさんの手伝いをしていると…。

 色々とツッコミたいが、ここは今の伝説洞窟の攻略策を考えよう。

 一旦情報整理。

 このたんこQ。もとい神フィリア―ネが作成したテキントリー伝説洞窟20階層を攻略している。

 で、俺らは今第7階層。

 で、エクスプロンで簡単に攻略している俺たちを見て、フィリア―ネが不満を持ち、この洞窟を大改造したと…。

 あれ?俺理不尽食らってる?


「いつまでぼうっとしてるの?さっさと行くわよ!」


 ま、ネーネルの言う通り、とりま、ここ攻略するか。




 エクスプロン使うなって言われたは良いけど。それだったら使わなければ言い訳だよね?ということで、


「おなしゃーす」


「なんでいきなり私なのよ!?」


 ネーネルに任せるとするか。


「だって、ここエクスプロン使うなって言う神様からの命令だし」


 そう言ってもネーネルは不満を持ってるようで、


「だからって全て私に丸投げする!?あんなエクスプロン打てるなら、相当の魔力持ってるはずなんですだけど?」


 あーそっか。あれ確か100000魔力使うんやっけ?


「それね。なんか神が補助してくれて1しか使ってないんだよ」


「まさかの100000分の1!?」


 ネーネルは驚いた。…こんな反応見せるんだ。計算早いな…



 で、ネーネルに頼んだ所。あっという間だった。

 俺がエクスプロン使わないならファイアーボールで1分程かかる所をらネーネルは1秒も満たさずにゴブリン。オーク。デカゴブリン。ヴァンパイアコウモリを倒していった。

 強すぎだろ…そう思っていたら青いパネルが出てきた。


 名前 ネーネル 職業 魔王軍ヘキサゴンの一人 性別 女

 Lv1820


 HP 19500

 MP 1520000

 力 1100

 守 3300

 速 1000

 運 150

 再 450


 スキル

 再生能力上昇 MAX

 ストレージバッグ MAX

 .

 .

 .

 エラー


 称号

 永遠の最強魔法使いエターナルマジシャン

 魔王軍

 魔法コレクター


 飛んだバケモンやんけ…さすが魔王軍…格が違うぜ…!。


「こんな雑魚すら倒せないなんて、雑魚中の雑魚ね」


 このロリがこんなことを言ってきた。その声は「ドヤァ」と言いながらドヤ顔されるような感じの声だった。

 この後も駆除してもらい、次の階層に行った。




 第8階層

 また平地に戻ったけど…これは?

 あ、ゴブリンだ。もう見慣れたなぁ。コイツ。今から大人しくしてあげるからな。

 そんな不審者みたいなことを言いつつ、


「『エクスプロン』」


 ドッカーン!


 エクスプロンを放った。しかし、ゴブリンは倒れない。ちょっと傷がついたぐらいで、ピンピンしている。


「ギャッ!?」


 え?倒れねぇ。こいつららまさか…


『ピコーん。メールが届いたよ!』


『第8階層はモンスターの強さがさっきの100倍になってるから、頑張れよお主。あ、あと仲間は使わないでね?Byフィリアーネ

 ほんっとごめん!さっきからフィーちゃんかまこんな事をして…私が代わりに謝るから許して!Byカティーナ』


 …おいおいおい。そりゃあないだろ…

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