第24話

「よし、じゃ、俺行くから」


 俺は今すぐネーネルから離れたすぎてそう言った。コイツと一緒にいると嫌な予感がする。


「どこによ?」


 うわー食いついてきた。めんどくさ。これついてくるパターンでしょ。分かるよ?


「テキントリー伝説洞窟だけど?」


「じゃ行くわ。なんか楽しそうだもん」


 …ほらね?


 俺はギルドに探索すると伝えて、テキントリー伝説洞窟に行った。


 ///テキントリー伝説洞窟///


 …で、テキントリー伝説洞窟に来た理由もある。みんなは分かるかな?分からないよね。うん。

 ま、正解を言うと、奥まで行ってみたいんだ。ギルド職員の言ってる事。ちょっと確かめたくてね。一人でんだけど…


「こんな場所があったのね。なんか驚きだわ」


 何でこいつがついてきてるんすかねぇー…


「あのさ、お願いだからマジで帰ってくれる?」


「帰って何の得が私にはあるんですの?」


「魔王様を崇められる」


「それはいつでもできるから今はこっちね」


 だめだ…こいつ引き返す気無いな絶対。魔王様崇めなくていいのかよ…。

 もうこれはほっといてそのまんまにしとこ…無理矢理返すのもめんどいし…。


 ズボッ


 ネーネル。お前も落ちるんか。ゴブリンの落とし穴に。



 しばらく進んでたら、お、早速ゴブリンもどきの集団が…


 ドッカン!


 …半径1メートルくらいの火球で死にましたね。…っておい!


「…あのさ、俺。一応レベル上げも兼ねて来てるんだけど…」


「あ、ごめんね。ついつい手癖で…」


 手癖でモンスターぶっ殺すって…こえー。

 やはり魔王軍は魔王軍だった。そう思った俺だった。


「とりあえず、ついてくるのは良いけど、モンスター殺すのはやめろ。殺るのは俺がピンチになったらで良い。」


「…しょうがないわね。分かったわ」


 あ、素直に聞いてくれた。意外と魔王軍素直なんだな。

 それにしても…魔王軍と一緒に洞窟探索とかどんな光景だよ…こんな光景だよ…意外とまともなパーティーだよ…おかしいよ…普通は協調性ないのに…これも平和条約結んだからか…凄いな条約って…。


 そう言っていたら召喚された場所まで来た。

 やっぱり、階段がある。ここから次の階層に行けるのか、楽しみ。

 そう思いながら、階段を降りた。


 第2階層。

 第二階層に着いたわけだけど…何階層あるの?


 さあさあここからはダイジェストで、


 第2階層は敵がゴブリンが追加で出てきた。それだけ。

 しっかし…平地なんだ。伝説洞窟。誰だよここ伝説洞窟洞窟とか名乗った奴。


「『エクスプロン』」


 ドッカーン!


 嘘だと思うよな。これが現実だ…。と、言う事で次々。


 第3階層もざっくりと、

 敵がゴブリンもどきが消えてデガゴブリンが出てきた。ゴブリンとタッグくんで来るからいやらしかった。


「『エクスプロン』」


 ドッカーン!


『ピコーん。レベルが16〜17に上がったよ!』


 次次。


 第4階層。

 更に更にオークさんが増えた。そして敵が増えた。


「『エクスプロン』」


 ドッカーン!


『ピコーん。レベルが17〜18に上がったよ!』


 以上。


 第5階層。

 空飛ぶ敵が出てきた。ヴァンパイアコウモリがでてきた。


「『エクスプロン』」


 ドッカーン!


『ピコーん。レベルが18〜20に上がったよ!』


 しかし関係ない。次。


 第6階層。

 敵がめっちゃ強化された。エクスプロンで倒せなくなる奴も増えた。


「『エクスプロン』」


 ドッカーン!


「ギャッ!ギャッ!」


「ピッビッ!!」


「『エクスプロン』」


 ドッカーン!


『ピコーん。レベルが20〜22に上がったよ!』


 しかし。ね。エクスプロンって遅延ないらしいっすよ。魔力消費が多いだけ。だからね。平地だとこうなるんすわ。


 ///天界///


「むむ!?テキントリー伝説洞窟に反応が!」


 あの人達が第5階層にいる時、フィリアーネとカティーナはしっかりと人間観察ストーカーしていた。


「おお〜しっかりと挑んでるみたいたね〜」


 カティーナが言った。


「だね。けど、エクスプロンだけ打ってても面白くないね〜。封印出来ない?」


「魔法封印すると他も使えないし…あ、そうだ!」


「…え?本当にやるの!?」


 ///現実世界 テキントリー伝説洞窟///


 エクスプロン無双も第7階層で大きな壁がやってきた。何と何と迷路が出てきた。しかもエクスプロンで破壊できないし…。

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