第15話
「さあさあさあさあ、この赤い液体を飲んでもらいまーす!」
「え?」
今なんて言った?この人。
「だーかーらー!この赤い液体xを飲むの!いや!飲みなさい!」
「…」
嘘だろ…この赤い液体…飲めるもんじゃねーだろ絶対。モンスターの残骸とか入ってるんだぜ?死ぬよ?飲んだら死ぬよ?この人の頭大丈夫か。
「絶対飲めませんって。これは」
「大丈夫大丈夫。しっかりと飲めるようにしてるから。私の言葉を信じて!ここで一生のお願い使うから!」
「あなたは子供ですか!?」
この後、俺はサーリさんに悪戦苦闘(赤い液体xを飲むか飲まないか)した。結局、この禍々しい液体を飲むことになった。
サーリさんは飲むと俺が言ったらニッコニコ笑顔で「じゃ、器持って来ますねー。頑張ってください!いえい!」と言ってまたまた奥の部屋に行った。
それにしても…サーリさんの店に来ない理由ってこんなやばい素材使ってるのがバレちゃったとかそう言うの何じゃ…いやいやいやいや。単純に呪いかかる人がいない可能性あるから、そんな可哀想な理由で来ないとか絶対ないはずだから…ばずだから!
サーリさんが戻ってきた。
「はい!持ってきましたので飲んでくださいね?いや、飲め!」
「なぜに命令形なんですか!?言われなくても多分飲んだはずですよ!?」
サーリさんから器を受け取り、中に入っていたでっかいお玉ですくった。重い。こんな重い飲み物初めてだぞ。しかもドロドロしてる。ヴッ!ちょっと気持ち悪くなってきた。
俺はよそった。俺はそれにモザイク加工(目をつぶる)をし、いざ、勝負。
ゴグゴグゴグゴグ…
…ぶっはぁ。
飲んだぞ。俺、これを飲み切ったぞ。
「おおー!一気飲みしたー!これは急性アルコール中毒にならないのか!?」
「お酒かよ!」
しっかし…よく飲み切ったな。俺。けど、これで魔法が使えるようになるんだ。使えないよりかはマシだ。
俺はステータスをみた。
名前 不明 職業 正式な冒険者 性別 男
Lv15 デバフ 魔法封印 ポイント 30
HP 170
MP 1000
力 1
守 1
速 3000
運 105
再 28
スキル
再生能力上昇 9
破壊・エクスプロン 2
妖魔法・ダーマキャノン 2
火魔法・ファイアーボール 10
園芸魔法 5
移動魔法 10
召喚魔法ゴブリン 5
電光石火 26
能力制御 MAX
称号
洞窟の制圧者(キテントリー伝説洞窟)
優しき者
魔法コレクター
「…あのー治ってないのですが…」
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