第6話

 ///天界///


「おお〜こやつ、なかなかやるのぉ〜。前の人間より出来る子じゃ。」


「フィーちゃん、そーなの?」


「ティーちゃん。とりあえずはこのメモ見るのじゃ!妾が書いた特製のあの男の個人情報じゃ!」


「それってストー…」


「違うのじゃ!これはれっきとした仕事じゃ!絶対にストーカーなどではないのじゃ!とりあえず見るのじゃ!」


「うんなにもまだ言ってないよ?…え?もう星2に上がったの?」


「そうなのじゃ!凄いだろううちの子は」


「いやあなたの子じゃないはずなんだけど…」


 ///現実世界(異世界)///

 僕は、クラスアップで手に入れた金をどう使うか迷っとります。

「うーん…」

 この事は置いといて、仲間が欲しい!という事で冒険者ギルドにいます。


 ギルド職員に聞いたところ、仲間募集する時は、専用の紙に書き、掲示板に貼るそうだ。紙は職員から手続きをしてもらい、受け取るそうだ。僕は、募集する方ではなく、募集されている掲示板に行き、探す方にした。


 …うーん…「誰でも!星5から!」だめだ、ハードルが高い。

「職業魔法使いの方募集!」僕無職だよ!

「女性募集!」これ絶対ハーレム作ろうとしてるだろ!知ってるからな!

 そんなこんなツッコミもしながらやっていたら、


「星1以上星2以下の人募集!主人は星1です!」


 お、なんか優良物件があるぞ!これは入るしかない!


「あ、けど、これってどうやって入るんだろう…」

 そんな事を考えていたら、


「それなら大丈夫だよ!」


「…え?」

 思わず後ろを向いたら、15歳位の女の子がいた。


「こんにちは!私はあなたが見てた紙の書いてある主人のシズク!星1です!」


「こんにちは」


「君はここのパーティーに入るで良いのかな?」


「はい。そうしたいです。」


「ならさ、敬語やめて。もうちょっとタメ口でいいから、」


「うん、わかった。」


「じゃあ、名前教えて」


「え〜と…」


 あ、名前ない…急いでステータスの名前に何か良い名前を書かなきゃ…


『ピコ〜ん!メールが届いたよ!是非見てね!』


 マジナイス!


『そこの君!名前が欲しいのか?それなら私が命名して見せる!』マジナイスすぎる!『その名は…あだ名考えれば良くない?』


 ………ぶち殺してやるからな!あぁ!もう!テキトーだ!


「僕の名前は…うーん…テキトーになんでもいいから呼んでくれたらそれでいいよ。」


「え?」


「だって…名前なんか無いし」


「え?」


「1人暮らしだし」


「え?」


「あ、マジガチだから」


「…」


 そう言った。そうしたらシズクさんは、


「じゃあ、すしでいいかな?」


「それはたべもの。ってえ?」


「え?なんでわかるの?」


『…ピコーん』


「あ、ごめん、メールきた。」


「あ、私も、」


 内容、簡潔に言ったら、転移者に初めて会ったねってかんじ、一応シズクさんに聞いてみる。


「…内容は?」


「…転移者に初めて会ったねって内容」


 転移者確定演出!

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