第5話

 僕は冒険者ギルドに帰ってきた。

 さっさと討伐報酬もらって宿で寝るぞ。

 職員の所に行った。


「すみません。ゴブリン5体討伐終わりました。」


「はい。カードを見せてください。」

 僕はカードを見せた。職員が確認したら自動的に討伐欄の「ゴブリン」が消えた。


「はい。確認しました。こちら、報酬の50エルエールでごさいます。」


「ありがとうございます。」


 ふぅー終わったよ。初めての金だよ。嬉しいよ。

 っていうかこの「エルエール」って言う単位ってなんだ?

 街の人に聞いてみた。そしてまとめた。大体これぐらい。


 1エル  1円

 1エール 10円

 1エルエール 1000円

 1エタノール 10000円

 1ケット   100000円


 こんなかんじ、これ以上もあるらしいけど、一応ここまでで、ここから先は別の機会に覚えようと思う。

 てゆうか、なんかアルコールの名前入ってるけど。ていうか、1ケットって、何でコレだけ最初「け」から始まってるし。ま、突っ込んではいけないものなんだろうな。

 僕はまず宿をとりに行った。そこら辺を探していたら、「宿泊施設ブラックバード」と言うのを見つけた。何と1泊1エルエールだそう。とりあえず6泊7日の6エルエールを渡した。


「お客様のお部屋は200号室です。」


 200号室。なんか良い、キリが良くて。

 部屋は綺麗でベット1つのシャワー、机などが置いてある日本と変わらない部屋だった。やっぱこれが一番落ち着く…。もうここにいるだけで眠気が…。

 僕は初めてのまともなベットで寝たのでした。




 ///天界///


「う〜ん…」


 私、フィリアーネは盛大に考えています。あの男に何をしたらいいのか、何をしたら喜ぶのか、


「フィーちゃん。どうするの?」


 私の隣にさらっといるのが、友達のカティーナちゃん。あだ名はティーちゃん。天才万能優秀少女で、あの男を召喚した私を見てしまった一人です。


「う〜ん…あ!そうだ!あの男を平凡で自由気ままな生活を送っていれば良いと思うわ!」


「じゃあ、何するの?」


「…」


 考えだけはたくさん出るんだけど、それでどうするか、が見つけられない。そんな毎日です。そんな毎日を送りながら、今日も人間観察ストーカーをしています。



 ///現実世界///


 おはようございます。異世界生活多分3日目です。2日かな?ま、いいや。

 で、今回はまたもやゴブリン狩りをやっていきます。今回は少し多めの10匹を頼んだ。けど、昨日5匹狩ったんだよね。だから実質5匹なんです。では行ってきます。






 ///街の中///

 僕は鍛冶屋に行った。あ、なんかでかいおっちゃんいる。


「へいいらっしゃい!何か欲しいものがあるか?」


 うぉぉ。ゲームのまんまじゃん。


「とりあえず使いやすい剣と弓が欲しいです。あと、30エルエールの範囲でお願いします。」


「わかったよ。ちょっと待ってな。」


 そういって鍛冶屋のおっちゃんは奥の扉に入っていった。

 うーん…剣とか弓とかどうゆうやつだろう。あれが日本にあったら…平和主義がぶっ壊れるな。絶対。あ、鍛冶屋のおっちゃんが帰ってきた。


「へい、こんなのはどうかな」


 そう言って渡してきたのは、まさにゲームでは基本的な装備だった。これが剣と弓…。

 じっと見れば、日本にあるプラスチックとは違う綺麗な綺麗な銀色だった。

 これ、本当に銀なんだなぁ。


「どうだ!金がちと入ったちょい高めの品だせ!」


 いやマジかよ…確か金って高…あ、ここ異世界だから関係ないわ。


「えーと…2つで何ですか?」


「15エルエールだ!安いだろ!」


 うーん…相場が分からないから分からん。けど、金使ってるから高いに違いない。とりあえず買おう。


「じゃ、買います。」


 そう言ってお金を渡して、


「へいまいど!手入れも忘れずにな!」


 剣と弓。更に更にオマケの手入れセットを手に入れた!ちょー優しい。優し過ぎだろ。ありがと、おっちゃん。



 次の日…

 今回はゴブリンのため、ショートソードと弓を持ってきた。あ、一応ステータス見よう。


 名前 不明  職業 不明 性別 男

 Lv5 ポイント 5


 HP 130

 MP 1000

 力 1

 守 1

 速 2459

 運 101

 再 26


 スキル

 再生能力上昇 5

 破壊•エクスプロン 1

 移動魔法 3

 召喚魔法(ゴブリン) 1

 電光石火 25

 能力制御 MAX


 称号

 洞窟の制圧者(キテントリー伝説洞窟)

 優しき者


 おお、めっちゃ増えてる。そして名前がない。ということでまとめる。


 1つ目、ポイントがある。なにこれ、タップしてみたらスキル一覧と言う覧があった。あ、なんか取れるからこれで。


『妖魔砲•ダーマキャノン…紫色の球を時速150Kmで発射される。敵に当たればまたは100mいったら消える。また、人の類には効果がない。』


 …なんかエクスプロンと似てるな。


 2つ目、レベルで速がやばくなった。前より1400くらい増えてる。制御出来なかったらかなりやばいね。


 で、それ関係で3つ目、能力制御ってなんだ。あ、タップしたら説明でた。


『能力制御…能力を削減を自由に出来る。スキル発動中にも使える。』


 なるほど、これで速が10000超えでも100位のステータスに出来るってことだな。ま、力と守は関係ないんだけど…


 4つ目、召喚魔法が増えた。

『召喚魔法(ゴブリン)…魔力を消費してゴブリンを召喚する。効果時間10分。しかし、主人が指定すれば消える事も出来る。また、バフはかからない。』


 なるほど。理解理解。


 ついでに他のも、


『電光石火…速×100の速さを出す。魔力消費1分につき10』

『移動魔法…スキルレベル×100mで移動できる。1回

 につき30秒のクールタイムがある。』


『破壊•エクスプロン…破壊魔法の最強格、全てを焼き、爆発し、モンスター、人類関係なくぶっ壊す。魔力消費100000』


 ん?気のせいかな?消費魔力100000?あれ?それ…ぶっ倒れなかったの何で?


『ピコ〜ん!メールが届いたよ!是非見てね!』


 あ、はい。


『君がエクスプロンを使ってぶっ倒れなかったのはね、君に神の加護を与えてるからなんだ!今回は特別だからエクスプロン1つだけの消費魔力が1になるんだ!他はいつもの消費魔力だから気をつけてね!

 たんこQ より。』


 あ〜そうなのね。都合の良いね。うん。

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