第4話

 翌日…

 僕はギルドに行って依頼を受けようとしていた。

 速さが高いから、めっちゃ歩くの楽です。いえい。


 依頼は、自分のランクがオススメ、と言うことらしい。

 ランクは星で表示され、最大12個まである。一番最初は星1で、依頼をこなしてポイントが一定になると星が一つ追加される。依頼は、自分の星の数より2つ上まで受けられるが、自己責任。


 そして、討伐系の依頼は冒険者カードに何を討伐したか自動的に書かれる仕様で、一定になったらギルドカードに書かれるそう。それを見せれば依頼達成という仕様らしい。天の声は、一人に一人付いていると言われているらしい。実にラノベの異世界の様な仕様だった。


 ということで、依頼を受けていきます。



 ///天界///

「ふぅ〜コイツの対応するのにひと苦労ですぅ!」

 ここは天界。雲の上の世界の管理をしている人たちだけが行ける場所。

 ここ天界では、あるがある。

 そして——あの男を間違えて転生させてしまった張本人。その名も、フィリアーネ。彼女は、流石に反省しているのか、男のサポートをメールでしている。

「しかし、名前がないから面倒だな〜いろいろと…で、これからど〜しよっかなぁ〜…」

 そう言いながら男を見ていた。


 ///現代(異世界)///

 ほい、依頼を受けてきました。受付の人がすごい手慣れた手つきで凄かったです。

 で、受けて来たのは星1つのゴブリン退治です。その名のとおり、ゴブリンを5体倒せば終わりです。

 普通は3〜4人で行くらしいですが。僕はボッチなんでね。一人で行きますよ。チクショウ。

 ギルドの人によると、ゴブリンは異世界でもゴブリンもどきの次に弱いとして名高いそうで、こんぼうを持って集団行動するそう。

 しばらく歩いてみたら、いた。確かに緑色の二足歩行のゴブリンもどきの進化バージョンだね。あ、気づいた。

「ウ?ギャァァァ!!!」

 あ、仲間呼んだ。けど、意味無いんだよな〜。って言うか好都合。仲間を誘き寄せて…

「『エクスプロン』ッ!!!」

 環境破壊しない様に威力を抑えて打った。

『ピコ〜ん。レベルが2〜3に上がったよ!』

『ピコ〜ん。レベルが3〜4に上がったよ!』

『ピコ〜ん。レベルが4〜5に上がったよ!』

『ピコ〜ん。5ポイントゲットしたよ!』

『ピコ〜ん。スキルをゲットしたよ!』

『ピコ〜ん。依頼を達成したよ!』

 気づいたら10匹以上のゴブリンが消え去った。

 うおぉ…ゴブリンが一網打尽に…グロい…。

 あ、ギルドカードに「ゴブリン」って書いてある。

 と、とりあえす回収して帰ろうか。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る