ふわふわの夜
ふわふわの、とっても雲かな。わたみたいに、ふんわりして。やさしく、つつまれるように、いとおしく、つつみこむように。ふわふわの、とっても雲かな、あら、ねむってゆく。ねむってゆくのね、海のなかにいるように、とっても、安らかに、ふわふわと、降りてゆくのね、その底まで。ふわふわの。あら、とっても眠りたいの。とても、いとしくて、とても、せつなくて、ふわふわの、そんな夜に、つつまれるように。眠りたいの。ねむってゆくの。安らかに、とっても。ふわふわの、こんなにまで、いとしさの、海のような岸辺に。ふわふわと、そのそばによりそって、そのなかに漂ってゆくから。ふわふわの、とっても雲かな。わたみたいに、ふんわりして。やさしく、つつまれるように、いとおしく、つつみこむように。ふわふわと、ふわふわな。とっても雲かな。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます