このまま戦になればスパルタは負ける。市民の半数を犠牲にして、スパルタは敗戦を喫する。
その裏で糸を引いているのが王家のかたわれエウリュポン。
……シラスじいちゃん、本気でボケちゃったようですね。
作者からの返信
お読みいただきありがとうございます。
はい、そのとおりです。
スパルタは二つに割れてしまっている、とアテナイ氏族組織は情報を得ていた。
だから、負ける、と。
揚げシラス丼が「賞味期限切れどころか、腐っとるー」ってことですねwww
アゲシラオス王は、病のときに、さんざんフォイビダスにクレオンブロトス王の悪口を吹き込まれていました。
なのでアゲシラオス王は、自分の国が負けてもいいから、市民の半分が死んでもいいから、クレオンブロトス王を殺したい、とまで狂ってしまっているようです。
アルクメオン家のなかでテバイがヘンタイ・ポリス扱いになってっっっっw!!!!
作者からの返信
以前、『ギリシャ全体平和会議』に向かうペロピダスとエパミノンダスの会話で、ペロピダスの次弟が、非常識な見境のない同性愛者で、過去にアテナイに来たとき、ティリオンに手を出そうとした、という話がありましたよね。
フレイウスがその非常識な見境のない同性愛者を追い出した、と。
オレステス将軍もティリオンパパのテオドリアスも当然、そのことを知ってますから、この発言があるんですよw
スパルタ王国の内紛と裏切りを背景に、国家の危機が((((;゚Д゚))))ガクガクブルブル。
クレオンブロトスを巡る陰謀や揚げシラス丼の裏切りが明確になりましたね。
キャラクターさん達が、それぞれが抱える葛藤の中で、忠誠心や信頼が揺らぎ、緊迫した状況なっている重い話でした。
激しい感情や選択が絡み合う展開でありながら、静かに淡々と物語が進んでいくのが凄いです。
ティリオン君、今度はガチでテオドリアスに切り捨てられるのでしょうか??
可愛さ余って憎さ百倍的な
作者からの返信
はい、スパルタは二つに割れてしまっている、とアテナイ氏族組織は情報を得ていたのですね。
だから、負ける、と。
揚げシラス丼が「賞味期限切れどころか、腐っとるー」ってことですねwww
>キャラクターさん達が、それぞれが抱える葛藤の中で、忠誠心や信頼が揺らぎ、緊迫した状況なっている重い話でした。
激しい感情や選択が絡み合う展開でありながら、静かに淡々と物語が進んでいくのが凄いです。
下手をすると国家の存亡にかわるほどですので、ちょっと重い話になってしまいました。
お褒めのお言葉、ありがとうございます!
ティリオンは切り捨てられるのでしょうか。
どうなるのでしょう。
なによりも!
フレ様の心の叫びがつらい!
作者からの返信
お読みいただきありがとうございます。
フレイウスは、忠誠と愛情を捧げたみずからの主(あるじ)ティリオンを失うのでしょうか。
魂の引きちぎられる叫びをあげています。
つらいことになりました。
アテナイがティリオン救出のためスパルタに味方できない理由が語られましたね。
アゲシラス王はなぜそこまでクレオンブロトス王の命を狙うのか…一万人の兵が罠にかかり、スパルタが滅茶苦茶になっても構わないというのでしょうか。
その先に待つ過酷な運命を想えば、今ここで死んだほうがティリオンの為…そんな諦めるような選択肢を、フレイウスには選んでほしくないです。
何かいい案はないのでしょうか…!?
作者からの返信
お読みいただきありがとうございます。
個人の命と国家の命運。
天秤にかければ、どちらに傾くかは明らかです。
正常な為政者ならね。
アテナイ氏族組織は、国を守る者としての決断をくだしました。
一方アゲシラオス王は、ティリオンの薬によって体は回復しましたが、心は病んだままです。
アゲシラオス王は、病のときに、さんざんフォイビダスにクレオンブロトス王の悪口を吹き込まれていました。
なのでアゲシラオス王は、自分の国が負けてもいいから、市民の半分が死んでもいいから、クレオンブロトス王を殺したい、とまで狂ってしまっているようです。
こちらは、正常な為政者ではないですね。
ティリオンはどうなるのでしょうか。
フレイウスはティリオンを助けられるでしょうか。
まさか……あの賞味期限切れっぽかったシラス丼が、メインディッシュになる日が来るとは思ってもいませんでした。
しかも、めっちゃ腐っている( ;∀;)
作者からの返信
アハハハハハ、アハハハハハ。
のりのりのさまのおっしゃる通りなんですよwww
あの賞味期限切れっぽかったシラス丼が、メインディッシュになって、しかも、めっちゃ腐っている( ;∀;)
アハハハハハ、アハハハハハ、おっしゃる通りすぎて、面白くて、面白くて、大爆笑してしまいました。
ですよねー、めっちゃ腐っているシラス丼がメインディッシュの、きたない戦になりそうですwwwwww
アハハハハハ、アハハハハハ、最高の比喩ですね。
おおう……。クレオンブロトス王も、罠にかかろうとしている……。
こっちも心配だ!
テオドリアスが、我々の裁量をこえている、軽々にスパルタと同盟を組めない、というのも、納得です。
金獅子も心配だ!
照り温玉も心配だ! あぁ〜(;´Д`)
作者からの返信
そうなんです。
クレオンブロトス王もまた、罠にかかろうとしています。
こちらも心配ですよね。
>テオドリアスが、我々の裁量をこえている、軽々にスパルタと同盟を組めない、というのも、納得です。
ありがとうございます!
アテナイにはアテナイの事情もありますしね。
もし、氏族組織が国を裏切れば、それは、クレ兄と多くのスパルタの民を裏切る、アゲシラオス王を同じことをするということですから。
クレ兄も照り温玉も、どうなってしまうのでしょうか。
ティルくんのヒロイン力高いなあ。
ヒロインが担うような役どころを全部一人で持ってってるっていう。
作者からの返信
ティルくん、ヒロイン力高いですよねww
ティルくんがヒロインだとすると、ヒーローになるのは誰かな。フフッ。
ああ
辛いですね
1国を犠牲にして息子を助けない選択をするのも
間違いとは言えない
作者からの返信
それまあ、クレ兄と同じで、国としての決断は、そうなるかもしれないですね。
間違いとは言えないですね。
もし国を裏切れば、それはクレ兄と多くのスパルタの民を裏切る、アゲシラオス王を同じことをするということですから。
アゲシラオス王は完全に害悪になってしまってまいましたね。まずこれを排除しないことにはスパルタのためにならない…汗
フレイウスも気が気じゃないでしょうね。
作者からの返信
お読みいただきありがとうございます。
はい、アゲシラオス王は、病のときに、さんざんフォイビダスにクレオンブロトス王の悪口を吹き込まれていました。
アゲシラオス王は、自分の国が負けてもいいから、市民の半分が死んでもいいから、クレオンブロトス王を殺したい、とまで狂ってしまっているようです。
おっしゃる通り、もはや害悪です。
体の病は、ティリオンの薬で治ったものの、心の病はそのままなんですよ。
しかも、その薬は、クレオンブロトス王の善意によって、アゲシラオス王に盛られた、という皮肉なことになってしまいました。
はい、ティリオンを心配するフレイウスの方は気が気ではないですねー。
なるほど。
これは一番のネックはやはり市民の意思ですか。スパルタが負ける理由については、スパルタと同盟して敵の目論見を伝えれば、敗戦の根拠が消えますから問題はなさそうです。いやその場合、老王への誹謗中傷だと兄王様は怒るのかな。少なくともアテナイはそう考えるか。聡明な兄王様は、きっと一度立ち止まって考えてくれると思うけど。
あるいはやっぱり、一番厄介なスパルタがこの機に潰れてくれるなら、それに越したことはないのかも。
作者からの返信
はい、アテナイ市民はテバイに味方することを望んでいます。
これが一番大きな理由です。
アテナイは民主制なんですから。
で、アテナイとスパルタは本来敵どうしですよね。
アテナイ軍のトップが、この秘密情報を、敵であるスパルタに漏らしたら、それはアテナイに対する裏切りになりませんか?
ティリオンを取り戻したい氏族組織の意向はともかくとして、民主制アテナイがスパルタに勝てるかもしれない、というのに、情報漏洩したら、裏切ることになりますよね。
おっしゃるように、アテナイが、というか、氏族組織がクレオンブロトス王にこのことを話しても、王に信じてもらえるかどうかわかりません。
そして今、氏族組織の長アルクメオン家は、ティリオンの命をたてに、クレオンブロトス王に脅されているんですよね。
脅してきているような相手に、アテナイという国や民主主義を裏切って、すんなり味方できますか?
難しいですよね、
自国の命運がかかっています。
馬鹿なアゲちん。
もう一人の王を殺めようなんて、それにより国がどうなるのか、国がどうかなったら自分はどうなるのか、なんにも分かってない。
嗚呼、結果論ではあるけれど、ティリちゃんの薬のせいで……
とか考えていると、なんか色々とぐるぐる回っちゃう。
「めかまじょ」へのレビューありがとうございました。2ヶ月早いクリスマスプレゼントを貰ってしまった気分ですっ。メリークリスマスっ。
作者からの返信
お読みいただきありがとうございます。
はい馬鹿なアゲちん、です。
というか、体はよくなったけど、心は病んだままなんです。
さんざんフォイビダスに、クレオンブロトス王の悪口を吹き込まれて、クレオンブロトス王を殺せば、何もかもうまくいくようになる、と狂っているんです。
そう、ティリオンの薬のせい。
そして、ティリオンに薬を依頼したのは、ほかならぬクレオンブロトス王。
他にも、ティリオンを追い詰めてスパルタに逃げ込む決心をさせたフレイウス。
ティリオンを射たクラディウス。
ティリオンに恋して王宮に連れてきたアフロディア姫。
エパミノンダスの野心。
たくさんの因果が絡み合って、結果的にバタフライエフェクトが起きようとしているんです。
編集済
あれ、でも、奸物と取引しないってことは市民次第では中立もありうる。のかな? 後兄王本当に気づいていないだろうか? 誰が会議をぶち壊したのか知っているなら予想がつきそうな気もする。テパイに兄王を行かせたのアゲシラオス王だし。
追記。言葉足らずでごめんなさい。
「狂った王とも薄汚い奸物とも、闇取り引きをするつもりはない」と言う処から、取引をしない=テパイとの同盟をこの二人の言葉で決定しない=市民の声次第では中立も。と思ったのです。
でも、本城さんの返信で中立もないってことが分かりました。
作者からの返信
お読みいただきありがとうございます。
? 奸物と取引しないから、中立もありうる、というのが、ちょっと意味がつかめないですが。
アテナイ市民はテバイに同盟することに賛成する者が大多数のようです。
なので、市民の決定に任せれば、今回の戦に関してはテバイに味方することになります。
文中オレステスの説明どおり、市民の決定を別方向に誘導して中立をしても、ティリオンの運命は、性的暴行を受けたり、取引に利用されたり、殺されたりする可能性があり、悲惨なものになります。
平和会議では、テバイに喧嘩を吹っ掛けられて、やむなく決裂した、という事になっているのでしょう。
アゲシラオス王自身が、自分の裏切りとテバイとの内通を、クレオンブロトス王にわざわざ教えるとは思えません。
そして今度の戦でアゲシラオス王がやろうとしていることは、たとえば、家族の中にひとり、気に食わない者がいて、その者を殺すために家に火をつけ、他の家族ともども焼き払うのと似ています。
狂気の沙汰です。
そしてアゲシラオス王がクレオンブロトス王殺したさに狂っているのであろうことを知ったのは、情報を流されてきたアテナイ。
正気のクレオンブロトス王、まさか一国の王が、自分の国の危機をもたらすようなことは、慮外でしょう。
追記
わかりました。
追記、ありがとうございます!
闇取引、というのは、ティリオンのことでゆすられて、アテナイという国の利益を裏切ることはない、ということです。
クレオンブロトス王からの手紙は、正直、この闇取引にあたりますが、スパルタが勝つ、と予想できれば、アテナイの利益にもなりますから、形として取引にのることになったかもしれません。
ただ、今回は、アテナイ市民の、テバイに味方したい、という民主主義の方向が正しい、アテナイの利にかなう、と軍部も判断したのです。
アゲシラオス王狂ってる
誰のおかげで元気になったのか!
ティリオン様、クレオンブロトス王
生きてお願い、助かるよね?
作者からの返信
そうなんです。
アゲシラオス王は、狂ってしまっている。
アゲシラオス王は、病のときに、さんざんフォイビダスにクレオンブロトス王の悪口を吹き込まれていました。
アゲシラオス王は、自分の国が負けてもいいから、市民の半分が死んでもいいから、クレオンブロトス王を殺したい、とまで狂ってしまっているようです。
体の病は、名医ティリオンの薬で治ったものの、心の病はそのままなんですよ。
しかも、その薬は、クレオンブロトス王の善意によって、アゲシラオス王に盛られた、という皮肉。
ティリオンは、クレオンブロトス王は、どうなるのでしょうか。
ッグ、ごもっともな話でした。しかしながら、クレオンブロトスが気付かない…そんなことあるでしょうか。この読みが、アテナイの運命をも左右すると思います。フレイウスはどのような行動に出るのでしょう。
作者からの返信
アゲシラオス王のやろうとしてることは、気に食わない家族のひとりを殺すために、自分の他の家族が道連れになってもいいから、家を燃やすようなものです。
そんなこと、通常の思考では、なかなかできるものではありません。
クレオンブロトス王は、そんな狂った思考に気づけるでしょうか。
アゲシラオス王は、病のときに、さんざんフォイビダスにクレオンブロトス王の悪口を吹き込まれていた。
体の病は、ティリオンの薬で治ったものの、心の病はそのままなんですよ。
しかも、その薬は、クレオンブロトス王の善意によって、アゲシラオス王に盛られた、という皮肉。
そして、クレオンブロトス王がフォイビダスを懲らしめたあと、ちゃっかりその位置に収まったのが、平和会議でスパルタにやってきた、策士エパミノンダス。
クレオンブロトス王、危険にさらされています。
そしてアテナイは、入ってきた情報から、アゲシラオス王の狂気に気づいた。
オレステス将軍とアテナイ・ストラデゴスであるテオドリアスの読みは、あたるのか。
フレイウスはどうするのか。
アゲシラオス王…こんなになってしまっていたなんて…。フォイビダス、本当になんて事を、ですよ!
ティリオンさんは助かって欲しいんですが、クレオンブロトス王も助かってほしいです。うわー!テバイめ!
作者からの返信
そうなんです!
フォイビダスに、さんざんクレオンブロトス王の悪口を吹き込まれた、アゲシラオス王。
体の病は、ティリオンの薬で治りましたが、心の病はそのままで、そこを、テバイのエパミノンダスにつけ込まれてしまいました。
体が治ったのは、ティリオンに薬の調合を依頼した、クレオンブロトス王の善意だというのに……
ティリオンは? クレオンブロトス王の運命は、どうなるのでしょうか?
アテナイに内通したのは、なんとスパルタだったんですか😰アゲシラオス王は狂人になってしまったんですね…
アテナイがこの内通をクレオンブロトス王に伝えて協力すれば、ティリオンは助かってスパルタは滅亡せず、ギリシャ平和会議もやり直せるのに…と夢を見ずにいられません😢
そういえば、デバイにいるペロピダスの兄はティリオンを狙っているんですよね…😰
作者からの返信
そうなんです。
アゲシラオス王は、自分の国が負けてもいいから、市民の半分が死んでもいいから、クレオンブロトス王を殺したい、とまで狂ってしまっているようです。
おっしゃる通り、アテナイがこの内通をクレオンブロトス王に伝えてやれれば、と望んでしまいますよね。
しかし、この内通のことを知っているのは、現在、氏族組織=アテナイ軍上層部。
もし、氏族組織が、クレオンブロトス王に内通を知らせれば、それは、テバイと同盟しようとしているアテナイの民意を裏切ること、つまり、アテナイを裏切ること、になります。
それは、国を裏切るアゲシラオス王と、同じようなことをする、ということなんですよ。
>そういえば、デバイにいるペロピダスの兄はティリオンを狙っているんですよね…
おしい! ティリオンを狙っているのは、ペロピダスの腹違いの次弟です。
非常識で見境の無い同性愛者、ということでしたよね。ヤバい奴です。
この次弟「テバイのタンポポ頭」として、外伝で、話の端に出てきます、フフッ。
編集済
しかし、アゲシラオスのスパルタと、エパミノンダスのテバイ。
アテナイとしては、両方とも付き合いにくいのでは……。
ではここで、アテナイでは何が出来るのでしょう。
作者からの返信
そうなんです。青村さま、鋭すぎます。
この時点では、アテナイは、アゲシラオス王のスパルタとも、エパミンのテバイとも、あまりお付き合いしたくない感じですよね。
ペルシャ帝国に備えての、ギリシャ統一は、遠そうです。
アテナイは、どうするのでしょう。
ああ〜アゲシラさんかぁ〜忘れてた〜
しかし、これが、ティルくんが人を信じなかった報い、なんですかね。本人の意志にかかわらず、いくつものポリスの命運をゆるがす道具に…。
作者からの返信
アゲシラオス王は、平和会議の開催前の時点で、既に、テバイのエパミノンダスと結託していますからね。
結託して、クレ兄を平和会議から閉めだした。
かつてフォイビダス将軍に、さんざん「月を食らう太陽の獅子」などと、いい加減なことを吹き込まれ、心は病んだままなのです。
体だけが、ティルくんの薬を盛られて、元気になってしまった。
そして、善意でその薬を盛ったのが、他ならぬクレ兄という、皮肉なことになってしまいました。
姫も、クラディウスも、ティルくんと一緒に、薬草取りに励んだ結果なんです。
ティルくんが、父のテオドリアスや、アテナイの皆を信じられなかったのは、結果的には、確かに間違いで、ある意味、罰かもしれません。
ただ、11年もの長い間、母親からだと偽の手紙を渡し、騙していたのは事実なんです。
そして、ティルくんがそれを知ったのが、最悪の状況だったんですよ(外伝)
しかし、おっしゃる通り、今となっては、本人の意志にかかわらず、いくつものポリスの命運をゆるがす道具にされてしまいそうです。
こんばんは、御作を読みました。
全盛期エパミノンダスは、勝ちたければ孫弟子? にあたるアレキサンダー大王でも連れて来いってレベルの軍事指揮官で、しかも絡め手まで使える傑物ですからね……。
うん、まともに当たったらどうしようもない相手ですよね。フレイウスも悩ましいでしょう。面白かったです。
作者からの返信
お読みいただきありがとうございます。
はい、エパミノンダスは、歴史上有名な傑物です。
クレオンブロトス王は、念入りな罠にかけられようとしています。
ティリオンを助けたいフレイウスにとっても、非常に困った状況になってしまいました。
面白かった、と言っていただけて嬉しいです。
なんてこったい!
可哀想過ぎるよ、見捨てるなんて!
作者からの返信
彼らも、見捨てたくはないのです。
父テオドリアスは、自分が斬られても、ティリオンを助けようと、事件のもみ消しを命じたくらいですから。
もちろん、フレイウスもオレステスも、ティリオンを大事に思っています。
しかし、国を守るためにある氏族組織が、国を裏切ることも出来ません。
そんなことをすれば、アゲシラオス王と同じになってしまいますからね。
スパルタに危機をもたらしたのは、一方のスパルタ王アゲシラオス。
その事に、黄金獅子はどこまで心及んでいるのでしょう?
そして、祖国アテナイを捨てたのはティリオン。
その事に、ティリオンはどこまで心及んでいるのでしょうか?
作者からの返信
クレオンブロトス王は、テバイのエパミノンダスにアゲシラオス王も騙された、と思っていたのでしょう。
自分の国を滅ぼすかもしれないことを、一国の王がするまい、という常識的な考えです。
しかし、アゲシラオス王の妄執は、病的なもので、クレオンブロトス王の常識を超えていた。
ティリオンの方は、たとえ真実がわかっても、今更どうすることも出来ない、と思っているでしょう。
誤解からにせよ、自分は重罪を犯したのですから。
成り行きに身を任せることしかできません。
アゲシラオス、いくらがエウリュポン家が勝っても国自体がなくなっては意味がないのでは!?
その判断力がなくなってしまったんですね。
恐ろしい。
作者からの返信
はい、アゲシラオス王は、かつてフォイビダスに色々吹き込まれて、体の病は治っても、心は病んだままのようです。
名高くなってきたクレオンブロトス王に嫉妬して、クレオンブロトス王を殺すことに妄執し、王としての正常な判断力を失ってしまいました。
恐ろしいです。
えええええ、国のために息子を捨てるんですか?!
いやいや、それはダメですよ!
あれほどの美貌の持ち主をそんな簡単に……
きっと何か策がおありなのでしょう?|д゚)
作者からの返信
いやーそれはww
個人の命と国家の命運。
天秤にかければ、どちらに傾くかは明らかです。
正常な為政者ならね。
いくら美貌の愛息子でも、個人的な感情で父親を斬って逃げたわけで。
斬られた当人の父親テオドリアスの超法規的な命令で、事件はもみ消されていますが、本来であれば死刑は確実の罪人ですしねー。
アテナイ氏族組織は、国を守る者としての決断をくだした、ということですね。
でも、父親テオドリアス・アルクメオンと、臣下のアテナイ氏族組織は、ティリオンをとても愛しているので、策を講じます。