聡明なはずのティリオンさんが、自分のこととなると冷静な思考を失ってしまう。
これはわかるなぁ。
仮に全ての事情を完全に把握したところで、感情の部分でなんとも言えないモヤモヤは残ると思います。
作者からの返信
お読みいただきありがとうございます。
自分のことって、主観が先に立って案外わからないものですよね。
自分じゃわからない、ということを亘理ちょきさまにわかっていただけて、嬉しいですw
ティリオンの中では、優しかった父親や近臣の記憶があり、偽の手紙まで渡されて長年騙されてきた事実があり、その整合性がとれなくて、苦しんでいる部分もあります。
でもまあ、最初から「嘘ですよ、騙しますよー」なんて顔や言葉では騙さないですよね。
この人なら大丈夫、信用してもいいんじゃないか、と思ってて騙される、というのが詐欺や横領なわけですからねぇ。
だから、騙された、と知った時のショックは大きい。
おっしゃる通り、仮に全ての事情を完全に把握したところで、感情の部分でなんとも言えないモヤモヤは残ると思います。
これからどうなっていくんでしょうねぇ。
もはやティリオンの闇落ちは決定的のように見えますね。
全てに裏切られ自暴自棄になっても絶対におかしくない状況で、世を儚んで命を立つか、世界そのものをぶち壊しにかかるかの2択を迫られているようです
どうなるのでしょう(ó﹏ò。)
作者からの返信
お読みいただきありがとうございます。
>もはやティリオンの闇落ちは決定的のように見えますね。
そうなんです。
というか、信じていた者、愛していた者、すべての者に騙され、裏切られた、と思い込んでしまい(外伝)闇落ちしてブラックティリオンになったから、優しい嘘をついてティリオンを生き延びさせた父親を斬ってしまったのですね。
ただ実際には、父親から愛情を受け、近臣たちからも愛されていた記憶もあって、それがすべて、自分を騙すためのいつわりの愛情だったのかどうか、よくわからなくなっている部分があります。
自分の中で整合性がとれていないんですよね。
母親は生きている、母親に会わせる、とずっと騙されていたことは事実なんですから。
それが、ティリオンを愛するがゆえの、悲しい嘘、だと気づけるかどうか、ですね。
幼いティリオンはある程度の事実に気付いていたんですね。
テオドリアスのことを信じようとする気持ちもあった。
それが「騙されていた」という事実ですべて反転してしまったのは悲しすぎます。
本当は母の死を隠しただけの優しい嘘だったはずなのに。
作者からの返信
そうなんです。
成長とともに、ある程度の事実には、気づいています。
幼い頃、エレクテイス当主に虐待されていたとき、また、ならず者に襲われたときも、テオドリアスが助けてくれていたのだろうこと。
テオドリアスが血のつながった本当の父であろうこと。
ただ、生きる支えとしてきた母の死の件で、長年騙されていたのは事実で、それがあまりにもつらいので、心に蓋をしてしまっているわけです。
ところで、ティリオンの視点から見ると、エレクテイス当主を殺したのはテオドリアスに見えますが、オレステス将軍が13歳のフレイウスに話していたように、エレクテイス当主を殺したのは、母のタラッサです。(外伝)
ティリオンはそれも知りません。
テオドリアスとしても、言えなかったのでしょう。
色々な誤解、誤認は、とけてくれるのでしょうか。
ティリオン様がつらいよ!
なにも信じられなくなっても無理のないこと
嘘がくやまれる
作者からの返信
お読みいただきありがとうございます。
つらいですよねー。
ティリオン、長い間騙されていたので、騙した人たちを信じられないのは無理のないことですよね。
最初はティリオンの命を助けるための、優しい嘘をついて、11年。
信じて、愛していたアテナイのみんなに、騙されたと思っていて、それはある意味、事実ですから。
もちろん、アテナイのみんなは、悪意があったわけではないです。
フレイウスの献身も誤解され、敵認定されちゃってます。
愛していればいるほど、信じていればいるほど、裏切られた、騙されたと思ったときの、相手への憎しみが大きくなる、という感じでしょうか。
ティリオンの胸中が明らかになりましたね…父だけでなく、周囲の人々すべてに騙されていたことを知ったティリオンの怒りと絶望はどれほどのものか。
これはフレイウスが真相を伝えようとしても信じてくれなさそうですね…。
作者からの返信
お読みいただきありがとうございます。
はい、ティリオンは、アテナイで信じていた者、愛していた者全てに騙され、裏切られたと思っています。
そして、ティリオンの心の傷を慮ってとはいえ、母が生きている、と騙していたことは事実です。
11年間、騙されていたティリオンが、フレイウスと話す機会を得ても、その言葉をすんなり信じてくれるかどうかは、疑問かもしれないですねー。
…あぁ……なんて事。
こういう皮肉な現象はよく
ありがちですが……。
作者からの返信
なんて事でしょう。
おっしゃる通り、皮肉な現象です。
ティリオンの命を助けるための、優しい嘘で、11年。
信じて、愛していたアテナイのみんなに、騙されたと思っていて、それはある意味、事実ですから。
もちろん、アテナイのみんなは、悪意があったわけではないです。
フレイウスの献身も誤解され、敵認定されちゃってます。
愛していればいるほど、信じていればいるほど、裏切られた、騙されたと思ったときの、相手への憎しみが大きくなる、という感じでしょうか。
優しい嘘なのに、ティリオンを護るための嘘が、結局はティリオンを苦しめるとは……。
お気の毒です。
フレイウスさんの献身も誤解されているし……(TдT)
根が深いだけに、辛いですね。
作者からの返信
そうなんです。
ティリオンの命を助けるための、優しい嘘で、11年。
信じて、愛していたアテナイのみんなに、騙されたと思っていて、それはある意味、事実ですから。
もちろん、アテナイのみんなは、悪意があったわけではないです。
フレイウスの献身も誤解され、敵認定されちゃってます。
愛していればいるほど、信じていればいるほど、裏切られた、騙されたと思ったときの、相手への憎しみが大きくなる、という感じでしょうか。
根が深いです。
ん~。ティリオン様の心の傷は深すぎるな~。
悲しすぎ~。もうそう思ってしまったら、なかなか覆すことは難しいですよね~。
でもフレイウスぐらい信じてあげて~と思ってしまうフレイウス推しの私。
作者からの返信
お読みいただきありがとうございます。
ティリオンの心の傷は深いですよね。
信じて、愛していたアテナイのみんなに騙されたと思っていて、それはある意味、事実ですから。
もちろん、アテナイのみんなは、悪意があったわけではないです。
フレイウスのことだけでも信じられればいいのでしょうが、愛していればいるほど、信じていればいるほど、裏切られた、騙されたと思ったときの憎しみが大きくなる、という感じでしょうか。
本城 冴月(ほんじょう さつき) 様
なるほどーと唸ってしまうお話ですね。ティリオンがどうなってしまうのか、気になります!
作者からの返信
お読みいただきありがとうございます。
ティリオン、どうなってしまうんでしょうね。
このまま拷問され続けたら……
もう辛すぎる
そんなティリオンがやっと心許せた姫や友と離されてこんな拷問を受けるなんて
正直に話すこともティリオンの心を壊しそうで
どうしていいのか分かりません
作者からの返信
お優しい@rnariboseさまのお心を痛めてしまって、どうもすみません。
辛いシーンです。
ティリオンが十一年間という長年にわたって「母に会わせる」と騙されてきたことは事実ですが、@rnariboseさまはじめ読者さまには、それがティリオンの命をすくいたいがゆえの、父テオドリアスのやさしい嘘、だったことはご存じと思います。
虐待され、事件に巻き込まれ、心に深い傷を負って、生きる気力をなくしていた六歳のティリオンの命を助けるため、父のテオドリアスのついた、やさしい嘘。
ティリオンはそれに気づくでしょうか。
気づかないまま、ここで拷問死するのでしょうか。
聡明なティリオンはやはりすべてわかっていましたね。
それなら、お父さんが騙す意図でなかったのもわかる筈!
優しいおじさんと思った自分の心こそ信じるべきなんだよ~(T_T)
でもでも、今じゃない、てか、どうやって切り抜けるのさ??アフロディアが来てくれるの?
作者からの返信
ティリオンも事件を起こしてから、逃亡中に色々と考える時間はあったでしょう。
けれど、母の死の件で騙されていたのは事実。
血まみれの現場を見たのも事実。
外伝ですが、横領の書類を発見したのも事実。
でも、優しく育ててもらったのも本当だということ。
頭の中で、整合性がとれてないんです。
彼は真実に気づくのでしょうか。
なるほど。
外伝を知らない身としては、ティリオンの父が横領するはずがないと知っているので、感情移入先がどうしてもティリオンの父になってしまいますね。私は今、ティリオンの父は偉大な人だ、悲劇になってしまい残念だと思っています。
11年間騙されていたティリオンではなく、11年間騙さなければならなかったティリオンの父の苦悩と優しさを思うと、やりきれない感じですね。
確かにこれは、外伝を読んでいるかどうかで見え方変わってきそうですね。
作者からの返信
読者さまは、物語を鳥観図的に見てらっしゃるので、ティリオンが誤解している、とわかるのですが、ティリオン視点であれば、ひどい裏切りだった、わけなんですよ。
どうしてティリオンがそんなふうに思ってしまったか、についての詳細は、外伝wwwwwwwwwwwwww
確かに、外伝を先に読んでいるかどうかで、見え方は変わります。
ただ、外伝を先に読まれたかたは、アフロディア姫にあまり感情移入できないかたもいます。
先にフレイウスの方に感情移入してしまうのでw
目の色を言われたこときっかけで、呪われた過去をまた思い出してしまいました。
辛いけど耐えてっ。
作者からの返信
ですよねー。
呪われた過去を思い出してしまいました。
ティリオン側の視点なんで、誤解している部分もあるんですが、まあ、ティリオンはそう思ってる、ってことですね。
ティリオン。。。どこで自白してくれるだろう? 姫は助けにきてくれるかな?
作者からの返信
お読みいただきありがとうございます。
ティリオン、頑張ってますねえ。
彼はどこで自白するでしょうか。
姫は助けに来てくれますかねー。
おおふ…ティリオン、完全に囚われちゃってるね〜。
でも、事の真相を1番誤解しているのはティリオンではないのか!?
作者からの返信
>事の真相を1番誤解しているのはティリオンではないのか!?
海藻ネオさま、おっしゃる通りです。
ティリオン父のテオドリアス・アルクメオンは、悪意でティリオンを騙していたのではない。
しかし、鳥瞰図的に物事を見てくださっている読者さまと違って、ティリオンはまだ、わかっていないのです。
ティリオンがそこまで誤解してしまったわけは、外伝、にあります(客引きー♡)
(∀`*ゞ)テヘッ
外伝を読んでいただければ、ああ、なるほど、と納得いただけると思います。
ティリオンさんが抱えていた悲しみや、怒りが、ひしひしと伝わってきます。アテナイの人達は、ティリオンさんを守ろうとしていたけど、真実を隠していたことが裏目に出てしまったのは、あまりにも辛いです。゚(゚´Д`゚)゚。
作者からの返信
ティリオンの気持ちをわかってくださって、ありがとうございます。
悲しみ、そして、怒りにとらわれて、大罪を犯してしまったティリオン。
長年騙された事実による、悔しさと怒り。
しかし、父や臣下たちからの愛情を感じていた日々もあり、それと偽りとの整合性がとれずに、苦しんできました。
ティリオンは、父をはじめアテナイの皆の本意に、気づくことができるでしょうか。
精神を病んでいると本来どれだけ明晰な人でも論理破綻を起こしたりするそうですから、不安定だったティリオンが暴走してしまったのも無理ないことかと思います…現代なら確実に病名がついて、心神耗弱で無罪とかになるのではないでしょうか😢
しかし拷問されている今、早く認めて詳細を説明しないと、どんどんボロボロにされてしまいますね😰ですがそんな余裕がティリオンに残っているかどうかも心配です…
作者からの返信
ですよねー。
ティリオンは、幼い頃に、受け止めきれない衝撃をたくさん受けて、ずっと後遺症を抱えていたものと思われます。
しかし、この時代、この場所で、そんなことを考慮されるはずもありません。
しかも、拷問している相手は、ティリオンのことをすっかり誤解していますしね。
ティリオンはどうなるのでしょうか。
エレクテイス家からアルクメオン家への大量の財産譲渡。
それはおそらくティリオンに渡す為でしょう。
ティリオンを騙していた理由は何か。
今のティリオンなら考えに及ぶでしょうが、
当時のティリオンには、無理だったのでしょうね。
作者からの返信
青村さま、さすがです!
おっしゃる通りでございます。
ティリオンを騙していた理由については、打ち明けられたのではなく、自分で発見してしまったので、その時のティリオンには、ものすごいショックでした。
事件を起こして、アテナイから逃げて約一年。
今のティリオンには、その理由がわかるでしょうか。
おお横領? いや、なんか、のっぴきならない事情があるんだろうとは思います(外伝未読です)。このときのティルくん、論理的思考が破綻しかかっていたようだから、他の可能性を考えていないだろうけど。
でもそうか、周囲の人がみんな、お母さんのことで嘘ついてたのか。しかも「許してくれ、実は…」じゃなくて、手紙で知ったとは。子どもの心を守るためとはいえ、これは…キツイな。
作者からの返信
お読みいただきありがとうございます。
この、ティルくんの過去については、本編の本筋と離れてしまうため、外伝で詳しく(多分……詳しく)書いていますので、よろしくお願いいたします。 m(__)m
この回では、ティルくんがそう思い込んでいる、ということ。
そして、ティルくんの命を救うためとはいえ、母親が生きている、と父テオドリアスや、フレイウス、周りの者たちがみんなして、11年も騙していたことは事実、とだけ知っていただければよいかと思います。
おっしゃる通り、打ち明けられたのではなく、自分で発見してしまったので、ティルくんにはものすごいショックでした。
こんばんは、御作を読みました。
外伝で真相を知ってる分、めちゃキツい回でした。
なにも言えないTT
作者からの返信
お読みいただきありがとうございます。
はい、外伝で真相をご存じのかたは、この回のティリオンの思考を、理解していただきやすいと思います。
そうなんです。ティリオンが、今回のように思い込む、キツイ出来事があったんです。
ティリオンに同情していただき、ありがとうございます。
それにしてもこんなに拗れてしまうなんて……。
母の死について嘘をつかれていたことと、財産目当て疑惑があったにしても、どうにか誤解を解くことは出来なかったのですかね?
このコメント欄で知ったのですが外伝でわかるのですか?
外伝も読まなくては。
作者からの返信
すみません、拗れまくってますね……
この、ティリオンの過去については、本編の本筋と離れてしまうため、外伝で詳しく(多分……詳しく)書いていますので、よろしくお願いいたします。 m(__)m
重ね重ね、説明、描写の足りない部分をお詫びいたします。
申し訳ありません。
そうか……フレイウスはじめアテナイの人々は全員嘘をついていたことになるのか……
もとはティリオンを生かすための嘘だったとはいえ、それだけを希望に生きてきたティリオンからすれば、許せない裏切りですね……
作者からの返信
ですよね。ティリオンは12年近くも騙されていたことになります。
それも、打ち明けられて事実を知ったのではなく、ある出来事があって(その、ある出来事は、外伝で公開中です。(∀`*ゞ)テヘッ)知ってしまったので、騙された感、裏切られた感は、半端なかったようです。
カーギルェ……。めっ!どころじゃなかったこいつ許さん!!早く来てくれ!フレイウスー!!ってところなのですが、ティリオンさんにとってはフレイウスさんは裏切り者なんですね……。
作者からの返信
そうですねぇ。命令されたからとはいえ、11年も騙していたことになりますから。
ティリオンは、フレイウスが追ってきているのは、自分を処刑するためだと思っていますしね。
ティリオンさまの過去が壮絶すぎて、
それだけでも頭ナデナデ案件なのに
周りにいた全員に裏切られていたという事実に耐え切れなかったですよね
人間、そんな簡単に気持ちの切り替えなんてできませんもの
拷問の苦痛が、むごい過去を呼び戻してしまうだなんて…
作者からの返信
ティリオンは過去に虐待を受けていますので、笞で打たれて、その記憶がありありと蘇ってきたのでしょう。
その虐待からなんとか逃れられ、新しい環境で母に会える日を楽しみにがんばってきたティリオン。
けれども、周りにいた全員に裏切られていたんですよね。
母は生きていると嘘をつかれていた。
偽の手紙まで渡されて、騙されていた。
信頼と愛情が大きければ大きいほど、それが裏切られたと思ったときのショックも大きい。
ただティリオンの中では、優しかった父親や近臣の記憶もあり、騙された事実との整合性がとれなくて、苦しんでいる部分もあります。