応援コメント

子供たちの聖地 5」への応援コメント

  • 暴行されなくてよかった……
    絶叫で気絶なんて!
    ティリオンくんを抱きしめてあげたい

    作者からの返信

     お読みいただきありがとうございます。
     はい、暴行されなくてよかったです。
     どうやら、「おじさん」と呼んでいた、血のつながった実の父テオドリアス・アルクメオンが助けにきてくれたみたいですね。

     名義上の父のエレクテイス当主に虐待され、ならず者たちにこんな恐ろしい目にあわされて、絶叫したあと気絶してしまった、6歳のティリオン。

     抱きしめてやってくださるんですか、ありがとうございます!

  • そんな出自が…でも、てりおん
    何とか助かって良かった(涙!

    作者からの返信

     はい、ティリオンの過去は少し複雑なんです。

     あとの「氷の剣士」の章で、オレステス将軍が説明をしますが、ここで事情をわかっていただいてもさしつえかないので、軽くご説明させていただきますね。

     タラッサとテオドリアスは、もともと恋人同士でした。
     しかし、タラッサの実父のアテナイ医学アカデミー医師長(ティリオンには祖父にあたる人になりますね)がふたりの仲を引き裂いた。

     アテナイ医学アカデミー医師長は、人を殺す軍を率いる男と娘を結婚させたくなかったんです。
     だから、自分の一番の弟子と無理やり結婚させた。
     タラッサは、自分のお腹に、すでにテオドリアスの子供がいることを知らずに、結婚させられたんです。

     生まれてきたティリオンの、テオドリアスそっくりの緑色の目を見て、タラッサの夫は、自分の子供でないことを知った。
     けれども、法律上は、ティリオンは、母タラッサとその夫の子供、ということになってしまったんです。

     ティリオンは、幼いころに法律上の父の虐待を受けたことや、六歳の頃の一連の衝撃的な事件で、深い心の傷を負っています。

  • ティリオンの家系は複雑ですね。
    その後の彼の性格に強い影響を及ぼしていると思われます。
    諦めやすい性格は、少年時代の経験に根付いているのでしょうか。

    作者からの返信

     お読みいただきありがとうございます。
     はい、ティリオンの過去は少し複雑なんです。

     あとの「氷の剣士」の章で、オレステス将軍が説明をしますが、ここで事情をわかっていただいてもさしつえかないので、軽くご説明させていただきますね。

     タラッサとテオドリアスは、もともと恋人同士でした。
     しかし、タラッサの実父のアテナイ医学アカデミー医師長(ティリオンには祖父にあたる人になりますね)がふたりの仲を引き裂いた。

     アテナイ医学アカデミー医師長は、人を殺す軍を率いる男と娘を結婚させたくなかったんです。
     だから、自分の一番の弟子と無理やり結婚させた。
     タラッサは、自分のお腹に、すでにテオドリアスの子供がいることを知らずに、結婚させられたんです。

     生まれてきたティリオンの、テオドリアスそっくりの緑色の目を見て、タラッサの夫は、自分の子供でないことを知った。
     けれども、法律上は、ティリオンは、母タラッサとその夫の子供、ということになってしまったんです。

     ティリオンは、幼いころに法律上の父の虐待を受けたことや、六歳の頃の一連の衝撃的な事件で、深い心の傷を負っています。

  • ティリオンの本当の父親、テオドリアス…彼が父親と名乗れないのは何か事情があるようですね。
    タラッサというティリオンの母親をエレクテイス家の当主が奪った、とかでしょうか?法律で守られていて手出しできないとは、もどかしいですね。

    作者からの返信

     あとの「氷の剣士」の章で、オレステス将軍が説明をしますが、ここで事情をわかっていただいてもさしつえかないので、軽くご説明させていただきますね。

     タラッサとテオドリアスは、もともと恋人同士でした。
     しかし、タラッサの実父のアテナイ医学アカデミー医師長(ティリオンには祖父にあたる人になりますね)がふたりの仲を引き裂いた。

     アテナイ医学アカデミー医師長は、人を殺す軍を率いる男と娘を結婚させたくなかったんです。
     だから、自分の一番の弟子と無理やり結婚させた。
     タラッサは、自分のお腹に、すでにテオドリアスの子供がいることを知らずに、結婚させられたんです。

     生まれてきたティリオンの、テオドリアスそっくりの緑色の目を見て、タラッサの夫は、自分の子供でないことを知った。
     けれども、法律上は、ティリオンは、母タラッサとその夫の子供、ということになってしまったんです。

    編集済
  • 本城さん…オレ…

    ついにここまで来ました!

    作者からの返信

     お読みいただきありがとうございます。
     ここまできていただけたんですか、本当にありがとうございます!

     そういえば以前に、
    「歴史には、一ミリも興味がなかったんですが、この作品は読めましたよー」
     と、いってくださったかたがいたなあ~ww
     嬉しいです。

  • 虐待しているのに手放さない。


    今の時代もたまにニュースで見かけますが、ヒトの心は複雑ですね。
    大人の事情と法律に振り回されるティリオンが可哀想だ。
    実の父親はティリオンを引き取りたく思っているのに……誘拐扱いになるとは……なんとももどかしいですね。

    作者からの返信

     お読みいただきありがとうございます。
     そうなんです。
     虐待しているのに手放さない。

     エレクテイス当主は、ティリオンの緑色の目を見て、自分の子供でない、とわかっていますので、虐待しています。
     ティリオンの実父、テオドリアスには直接手を出せない分も、ティリオンをわざと手放さず、虐待してどちらも苦しめているのです。
     おっしゃる通り、人の心は複雑ですね。

     小さいティリオンは、なぜエレクテイス当主の父親にひどい目にあわされるのか、わからないままです。
     怒られるのは自分が劣っているからだから、いつか、好いてもらえるよう、いい子になろうと努力しています。
     そんな日はこないのに……

  • この話を読了して、どうしてもティリオンさんがお父様を殺害してしまったシーンを復習しておきたくなり、『美しき逃亡者 7』を読み返してまいりました

    そのときの様子から想像するに、ティリオンさんは優しく接してくれたはずの「おじさん」のことは覚えていないのでしょうか

    真実を知らずに逃亡を続けるのも地獄であれば、真実を知って自責の念に駆られるのもまた地獄、といった感じですね



    作者からの返信

     お読みいただきありがとうございます。
     『美しき逃亡者 7』まで読み返してくださったんですか。
     ありがとうございます! そして、お手間をとらせて申し訳ありません。

     ティリオンは優しくしてくれた、おじさん、のこともおぼえています。
     ただ、母親からだ、と偽の手紙を渡され、長年騙されていたことも事実。
     横領を疑われる、財産移譲の書類があったことも事実なんです。
     このあたり、後の章「氷の剣士」や、『ギリシャ物語 外伝~旅のはじまり~』に詳細があります。

     なので、優しかったおじさん(アテナイ・ストラデゴス(テオドリアス)=ティリオンの実父)と、騙された事実との整合性がとれずに、自分でも混乱し苦しんでいる状況といっていいでしょう。

     母の死を知り、アテナイで事件を起こしたときも、騙された怒りや憎しみと、愛情を受けた記憶の間で混乱していたので、とどめをさしていません。

     まさしく、おっしゃる通り、真実を知らずに逃亡を続けるのも地獄であれば、真実を知って自責の念に駆られるのもまた地獄、になってしまっているのです。

    編集済
  • おじさん=アテナイ・ストラデゴス(テオドリアス)=ティリオンの実父と確定しましたね。
    それだけに、実父をそうではないと誤解したまま斬ってしまったティリオンが、もうなんと言っていいやら……

    というか、現代でもそうですけど法律の壁って本当に……(´・ω・ `)

    作者からの返信

     お読みいただきありがとうございます。
     そうなんです。
     アテナイ・ストラデゴス(テオドリアス)=ティリオンの実父です。
     おっしゃる通り、法律の壁でへだてられた父子です。

     そのあたりの事情の説明は「氷の剣士」の章で、オレステス将軍が説明してくれますw
    (そこまで待てない、どうしても知りたい場合は、言ってください、説明します)

     エレクテイス当主は、ティリオンの緑色の目を見て、自分の子供でない、とわかっていますので、虐待しています。

     小さいティリオンは、なぜエレクテイス当主の父親にひどい目にあわされるのか、わからないままです。
     いつか、好いてもらえるよう、努力しています。
     そんな日はこないのに……

  • あーあ、さっさと退散しないからボコボコにされちゃった……良心が残っているとはいえ、ならず者だから仕方ないね。

    それにしても、このおじさん、浮気したんか……それじゃあ、どうしようもないですね。ティリオンが虐待を受けるのも、本当の子供じゃないとバレているから。

    多くの場合で密通は重罪だと思うんですけど、アテナイではどうだったのでしょう。やっぱり表立って、自分の息子だとは主張できないんでしょうねえ。

    作者からの返信

     ならず者たち、ボコボコにされましたね。

     うーんテオドリアスは、浮気、ではないかも。
     微妙かなー。
     そのあたりの説明は「氷の剣士」の章で、オレステス将軍が説明してくれますw
    (そこまで待てない、どうしても知りたい場合は、言ってください、説明します)

     ま、エレクテイス当主は、ティリオンの緑色の目を見て、自分の子供でない、とわかっていますので、虐待しています。

     小さいティリオンは、なぜエレクテイス当主の父親にひどい目にあわされるのか、わからないままです。
     いつか、好いてもらえるよう、努力しています。
     そんな日はこないのに……

  • ああ、法律の壁に阻まれた悲劇なんですね。お父さんもどかしいですね。
    でもこの後引き取られるということですよね。早く安全な環境になってほしい…。

    作者からの返信

     はい、後の『氷の剣士』の章で、そのあたりの詳しい事情が出てきます。
     だいたいはカワセミさま、察しておられますよね。

     ティリオンの血縁上の実の父は、アテナイ・ストラデゴスであるテオドリアス・アルクメオンで、法律上の父であるエレクテイス家の当主ではないんです。

     早く安全な環境になってほしいんですが……


  • 編集済

    間一髪っ。
    気絶してるならず者のモノをチョン切ってやればよかったのにっ。


    しかし、実の子がここまでされているのに何もできないもどかしさ。

    作者からの返信

     お読みいただきありがとうございます。
     アハハ、チョン切られたら、痛いでしょうねえ。

     法律上は、ティリオンは、虐待を続けるエレクテイス当主の息子でした。
     あとの章の「氷の剣士」で、このエレクティス当主がなぜ法律上のティリオンの父親になったのか、ティリオンを虐待し続けたのか、説明があります。

  • ティリオンなかなか凄まじい過去があったんですね。本当の父親いいひとそうに見える。

    作者からの返信

     お読みいただきありがとうございます。
     そうなんです。
     ティリオンには、凄まじい過去がありました。
     ティリオンの実父、テオドリアスは、悪い人間ではないです。

  • 何も言えません...

    残酷すぎる.....


    作者からの返信

     お読みいただきありがとうございます。
     テオドリアスが助けてくれたようですが、ティリオンはあまりのショックと、体が弱っていたせいもあって、通常の認識が出来ていないようですね。

     幼い子供には、あまりに苛酷な事件でした。

  • ティリオンがこの時の会話を覚えていれば、後年で起こる悲劇も防げたかもしれないですね。

    虐待するようなゴミは世の中尽きないですね…一部の人間に本能として備わっているのでしょうか。そういうやつって固執しますよね、逃がさないように。

    それにしても、書き方がお上手w すごい感情移入できました🤩

    作者からの返信

     お読みいただきありがとうございます。
     そうですよね。
     この時の会話を覚えていれば……
     しかし、ティリオンはショックで混乱し、自分を捕まえる、おじさん、を、むしろ怖いものとして感じてしまったようです。
     おじさん、は悪い人だ、と、エレクティス当主の父親にも言われていましたしね。

     あとの章の「氷の剣士」で、このエレクティス当主がなぜ法律上のティリオンの父親になったのか、ティリオンを虐待し続けたのか、説明があります。

     海藻ネオさまのおっしゃる通り、執着、でほぼ正しいのですがね。

     お褒めのお言葉、ありがとうございます!
     嬉しくて、作者の鼻は伸びて高くなり、ノコギリが必要になるかもしれません。

  • やっぱりテオドリアス様だった~!
    もうほんと連れ帰ってほしいわー。
    虐待で訴えちゃえ~! って、この時代、そんなものないか~。

    作者からの返信

     そうなんです。
     テオドリアスは、陰からティリオンを見守り、いつも助けていました。
     テオドリアスは、連れて帰りたかったと思います。

     この頃は、子供は、親の所有物のようなものでしたから、しつけ、だと言えば、暴力は当たり前でした。
     ただ、ティリオンの場合は、明らかに虐待です。
     しかし、おっしゃる通り、親のすることなので、他人は文句を言えないんですよ。

  • 虐待していた父親はティリオンを手放したがらなかったのはいじめることに快感を感じてたんでしょうか?
    ( ・᷄ὢ・᷅ )

    実の父が助けに来たのにそれでも怯えきっているティリオンがかわいそうです

    作者からの返信

     そうなんです。
     実の父、テオドリアスは、ティリオンが虐待されているのを知ると、ティリオンを引き取りたい、と何度も交渉し、頼みました。

     しかし、エレクティス家の当主は、憎いテオドリアスの代わりに、ティリオンをいたぶっていたも同然なので、そんなことには応じません。

     小さなティリオンは、心も体もぼろぼろで、怯え切ってしまって、通常の認識能力を欠いています。
     ティリオンをかわいそう、と言ってくださって、ありがとうございます。

  • ティリオンの実際の父親はアテナイ・ストラデゴス…?ということは、DV医者の父親は養父ということですね。ティリオンはこの後ストラデゴスに引き取られるのかと思いますが、かなり複雑な事情がありそうです💦

    ティリオンの闇や気弱そうな性格はDVのトラウマを抱えていることと関係がありそうですよね…ティリオンが気の毒です(;_;)

    作者からの返信

     ティリオンの血のつながった実父は、このテオドリアス・アルクメオンです。
     ただ法律上の父は、エレクテイス当主なんです。

     ティリオンの闇やトラウマはここから来ていますが、気弱く見えるのは、スパルタにいるから、かもしれません。
     スパルタ人は、アテナイなどでは、凶暴と野蛮の代名詞なくらいですから。

     ティリオンを気の毒に思ってくださって、ありがとうございます。

  • この時代では、虐待の事実を証明しても、保護する事は出来ないのでしょうね。

    作者からの返信

     お読みいただきありがとうございます。
     そうなんです。
     子供は親の所有物のようなもので、しつけだ、とする暴力は、大なり小なり、あったのです。

     子供の死亡率も高いですから、急に具合が悪くなって死んだ、とういうことも、かなりあって、虐待で殺されても、病気で死んだ、ということにされれば、終わりでしょう。

  • ん・・・、ちょっと待って。混乱してきた。自分用メモを書きたい・・・
    ----------------------------
    ティリオン・アルクメオンの父親=殺害されたアルクメオン家の今の当主で、将軍長(アテナイ・ストラデゴス)

    アルクメオン家はアテナイの英雄ペリクレス・アルクメオンの子孫。

    ティリオンはエレクテイス家の養子として育てられた。
    ----------------------------
    ってことですよね。

    (ギリシャ系の名前に不慣れでして、ティリオンとアフロディア以外の名前がしっかり記憶できていませんようで・・・すみません!)

    作者からの返信

     すみません、ややこしくて。
     この章では、はっきりさせてないんですが(後の章で説明が出てきますが)ティリオンの母親は、タラッサ・エレクティスといって、エレクティス家のひとり娘でした。
     タラッサと、テオドリアス・アルクメオンは、恋人同士だったのですが、タラッサの父親の大反対で、タラッサは別の男を婿にとる、という形で結婚しました。
     しかし、タラッサが結婚したとき、もうテオドリアスの子供を身ごもっていたのです。
     だからティリオンが生まれたとき、入り婿となったその男が法律上の父親になりました。が、その入り婿の父親は、ティリオンの目がテオドリアス・アルクメオンとそっくりだったことから、テオドリアスの子供と知り、ティリオンを虐待し始めました。
     タラッサの父親、つまりティリオンの祖父が生きている間は、その祖父が虐待を止めていたのですが、祖父が亡くなったので、虐待はひどくなっていきました。
     テオドリアスはティリオンをひきとろうとしたのですが、タラッサの夫はティリオンを手放すことはなく、手を出せないテオドリアスの分も、ティリオンに憎しみを向けたようです。