スパルタ内の身内で争おうとしているアゲシラオス王陣営と違ってクレオンブロトス王はすでにギリシャ全体を考えて動いているんですね……!
でもちょっと、足元に対する油断が垣間見えて、少しだけ心配……💦
作者からの返信
そうなんです!
あとで説明が出ますが、このころギリシャは、大国であるペルシャ帝国に狙われています。
おっしゃる通り、身内で争おうとしているアゲシラオス王陣営と違って、クレオンブロトス王はすでにギリシャ全体を考えて動いているんです。
そして、さかまちさま、鋭いです。
クレオンブロトス王、足元にも気を付けなくてはいけないですよね。
二人の王は対等だと思っていましたが、どうやら大分、老王の方へ力(発言力)が寄っているようですね。側近とはいえ、将軍ごときに舐められるとは、兄王様も心中穏やかではないでしょう。
それにしても兄王様は理性的ですね。多分、一般的なスパルタ人は(ここまでの解説を聞いた限り)カーギルのような思考だと思うんですよね。
ただ有能であるのと同時に、スポドリアスを見くびっているようにも見えます。敵を侮り、足元をすくわれなければ良いのですが。
作者からの返信
建前上は、二人の王は対等です。
ただ、たとえば年配の課長と、年若い課長とがいたら、やっぱり会議とかでは年配の課長のほうが上座に座るとか、配慮されるとか、そんな感じです。
フォイビダス将軍は、そんな微妙な二人の王の関係をわかっていて、虎の威を借りる狐みたいなこと、やってますね。
兄王は、後で記述が出てきますが、スパルタ人には珍しいほどの賢さです。
おっしゃる通り、一般的にはカーギルの思考が、いままでのスパルタ人の思考です。
ほんとに、スポドリアスに足をすくわれなければいいですね。
アテナイ舞台だった頃は、スパルタどんなとこだろースパルタこえーーって思ってましたが、いまはスパルタから考えてしまうのでアテナイの存在がなんかめんどくさいですね
作者からの返信
お読みいただきありがとうございます。
わかりますー。
歴史というのは、どちらの側から見るか、によって印象がずいぶん変わってきます。
ガンダムとかでも、連邦側から見るか、ジオン側から見るか、によって、印象が変わるのと同じですね。(笑
アテナイは、民主制国家で、学問と芸術が盛ん。
スパルタは、二王制軍事国家で、国民皆兵で質実剛健。
ふたつの国は、ずいぶんと違います。
めんど草(クサ)ですみません。
アテナイ。もしかしてここで主人公が活躍できるのかな? 続きを楽しみに見させて頂きますね。
作者からの返信
お読みいただきありがとうございます。
主人公……といわれると、実は、作者、めっちゃ口ごもってしまうのです。
この作品、特定の主人公のいない、群像作品なのですよ。
あえて主人公を決めろ、と言われれば、一応、ティリオン、になりますかね。
しかし、読者さまが、お好みのキャラを主人公としていただければ、それはそれでOKです。
卑劣な罠を見抜くクレオンブロトス王の慧眼と、カーギルさんの忠臣っぷりがカッコいいです!
そんなカッコいいクレオンブロトス王ですが、ペイレネ嬢の名前が出た時の反応……あらあらあら(*^^*)
陰謀やアテナイの平和会議不参加など、不穏な動きがありますが、そっちの方も気になりますねぇ。
作者からの返信
クレオンブロトス王やカーギルを、カッコイイと言ってくださって、ありがとうございます!
クレオンブロトス王は、コリントスのペイレネ嬢が好きなようですね。あらあらあら♡ ですねっ。
そして、ペイレネ嬢も、コリントス内部から、クレオンブロトス王が望んでいる平和会議開催に、力を貸しているようです。
問題は、アテナイ。
アテナイは、平和会議を、どう考えているのでしょう。
スパルタは平和会議を計画しているんですね。スパルタを盟主にした国家同盟みたいなものでしょうか。スパルタが盟主だからアテナイは参加を渋っているのかな…など想像だけしましたが、ギリシャ史全く存じ上げず恐縮です、、、
この出来事とティリオンと姫君の出会いは、どう絡んでいくのでしょうか。気になります…!
作者からの返信
はい、クレオンブロトス王は、スパルタ主導で、いわゆる「ギリシャ統一」を目指しているようです。
平和会議を開いて、平和裡にね。
アテナイが、どうして返事をしないのかは、これからだんだん明らかになっていきます。
ギリシャの歴史を全くご存じなくても、この物語をお読みになるにあたって、全然、問題はありません。
大丈夫ですよ♡
この、クレオンブロトス王の思惑と、ティリオンやアフロディア姫は、どうかかわってくるのでしょうか。
何故、アテナイは、参加しない!
いや、嫌な予感しかしない。
ここへアフロディア姫を連れて来なかったのは正解だった。
なんて事、ならないよね!
作者からの返信
クレオンブロトス王は、『ギリシャ全体平和会議』というのを開きたいので、各ポリスの参加を要請しているようです。
アテナイは、何を考えているのでしょうか。
確か、ティリオンは、自分の父である、アテナイ・ストラデゴス(将軍長)を斬って、スパルタに逃げ込んだのでしたね。
やはりアテナイですか。
仲悪いとのことですからね~。
でも平和会議ならアテナイも参加してもいいよな?
作者からの返信
お読みいただきありがとうございます。
はい、犬猿の仲です。
ただ、テオドリアスはクレオンブロトス王を気に入っていました。
で、オレステスに「敵の王を頼もしがって、どうしますか……」などと、外伝で言われていました。
アテナイだけが不参加、荒れそうですね
作者からの返信
ですよね。
アテナイは、スパルタとは犬猿の仲です。
が、大きなポリスなので、不参加だと、クレオンブロトス王としては、困るのです。
平和会議ですか。
クレオンブロトス王(何て略そうかな♪)は、ほかのポリスをすべて力でねじ伏せよう、と考えていたわけではなさそうですね。
(力でねじ伏せたポリスもあったでしょうが)
融和なのか脅迫なのか、まだわかりませんが…。
作者からの返信
三奈木さまのおかげで、クラちゃん、ティルくん、はすっかり定着して、他のかたのコメントでも、楽しく使わせていただいてます。
クレ王、ブロ王、かなあ、何か適当ないい愛称があれば、お願いします。
さて、クレ王は、何をしようとしているのでしょうか。
「フォイビダス将軍の陰謀など、私さえ注意深くしていれば、避けられる」←小者ってことですねぇ。
イルカの紋章、ちょっとかわいい感じですが、歴史上実在したのでしょうか? 海洋国家ならでは?
ペイレネ嬢? 王にもいい人が! 妹に振り回されているだけの人生じゃなかった!
作者からの返信
そうですね。クレオンブロトス王は、フォイビダスはうっとおしいが、何とかなる、と考えているようです。
イルカの紋章は実在しました。
ペイレネ嬢の祖国コリントス・ポリスは、地理的条件の良さを生かした、商業の盛んな国家でした。
策略家♡
作者からの返信
お読みいただきありがとうございます。
はい、アフロディア姫の兄、クレオンブロトス王も、何か目論見があるようです。
フォイビダス将軍の策略に足を引っ張られながらも、達成したい重大な案件があるんです。