あのね

野口マッハ剛(ごう)

いろんな、あのね

 あのね、ママは病気になっているの。家のこととかお願いね。


 そう言われても、女の子は自分の時間がほしいのです。


 毎日、学校も早退したり友だちと遊べなかったり、女の子は疲れきったようです。


 もういやだよ、ママなんてきらい。全部あたしが悪いんだ。


 そんな女の子に声をかけた地域の人々。何か困っているの? 優しい声かけです。


 あのね、あなたは悪くないの。ママのこともきらいにならないでね。自分たちに出来ることがあれば遠慮なく言ってね。


 この国では、こうした子どもたちが居ます。頼りたくてもどうしたらいいのかわからない子どもたちが居ます。


 孤立させないこと、そして手を差しのべることです。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

あのね 野口マッハ剛(ごう) @nogutigo

★で称える

この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。

カクヨムを、もっと楽しもう

この小説のおすすめレビューを見る