感性の重要性
お久しぶりです。山奥一登です。
先日『線は、僕を描く』という映画を拝見しました。
なんと素晴らしい作品だろう!!
評判など何も見ずに「ちょうどやっていたから」見た作品なので良い意味で裏切られました。本当に良い作品で、特に創作をしている人なら胸に刺さると思います。
調べたところ、作者が水墨画家なのですね。どおりで作品に説得力があったわけだ……。
水墨画家兼小説家。恐ろしい才能だと感服します。小説家になろうとしてもなれない人がごまんといる中で(恐らく水墨画家もそうなのでしょう)、もう一つの芸術と兼業だなんて、と思ったところで逆に、水墨画家だから小説家になれたのでは?と考えました。
水墨画家に限った話ではなく、芸術家としての鋭く磨かれた感性が小説に転用できる、という感じですかね。物の見方や芸術の勉強のノウハウなど、やはりそれまでの経験で磨かれていると思います。すべての芸術に共通する能力として『感性』があると思います。何を見て何を思うか。何を空想するのか。そういう感覚が磨き上げられた状態で小説を書けば、そりゃ他の素人より良いものが書けるだろう、という自分の中での結論です。
だから小説のために水墨画をやろう、という安直なことではないですが、他の芸術に触れる、というのは確実に良いことだと思います。自分の中の感性を磨けば小説にも活かせるし、また人生全体で見ても豊かさが増すと思います。小説を読んだり書いたりするだけでなくそういう根幹の部分の能力を鍛える、というのも重要だと改めて感じました。
素晴らしい作品に感謝をし、余っていたノートに絵を描いて、自分の下手さに絶望した日でした笑
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