第9話 放課後は青春タイム

第9話 放課後は青春タイム


 午後の授業も終わり放課後となった。咲は教室で舞と話していた。


「ねぇ咲〜この後ファミレス行こ〜よ〜お義兄さんもカラオケ行くらしいじゃん?」


「ちょ!?なんで舞ちゃんは私の画面見てんの!?」


「ふふ〜ん私を舐めないでね〜?ってのは冗談でたまたま見えたw」


「も〜!お兄ちゃんのご飯食べたかったのに・・・まぁいいっか!行こ!」


「そう来なくっちゃ!」


咲は舞と学校近くの『ハピフル』に行くことにした。その頃、明輝は駅前のカラオケに来ていた。

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 カラオケルームの中では、お祭り騒ぎになっていた。


「なーぁあっきぃも歌えってー楽しもうぜー?」


「カズ・・お酒飲んで無いよな?すげーテンション高いじゃん・・・」


「飲まねぇって!そもそも未成年だろ?」


「そうだけど・・」


「ほーら明輝くんも歌いなって!」


「ほら、マイク渡すからさ〜」


「仕方ないか・・・」


明輝は半ば強引にだったが人気グループの「フルキュー」の曲を歌った。(フルキューとは、『フルーツ・キューブ』の略称である。)


『僕らの〜魅力を〜いっぱい見せるから〜これからもついてきて〜』


明輝は歌い終わり、92点を叩き出した。


「明輝くんめっちゃ歌上手いね〜」


「なっ!俺のあっきぃは上手いだろ?」


「いつから僕はカズの物になったんだよW・・ちょっと飲み物取ってくる。」


「あ、私も取ってくる〜」

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 その頃咲はハピフルでボロネーゼを食べていた。


「〜ん!おいひい!お兄ちゃんのも美味しいけどここのも美味しい!」


「ね〜ここは安いのにほんと美味しいんだよ!」


そう言うと舞は3種のきのこクリームパスタを頬張った。


「ねぇ舞ちゃんのそれも美味しそう〜」


「ん〜?一口あげるよ〜その代わり咲のもちょっとちょうだい?」


「いいよ〜お兄ちゃん以外の人と分けるの初めて❤️」


「へ〜?これぞ青春って感じだよ〜スイーツも分ける?」


「いいの!?分けっこしよ!」


咲は友達との食事を楽しんで青春していた。



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