兄妹のはずなのに妹がデレデレなんだが！？

第3話 自己紹介と友達

第3話　自己紹介と友達

4月10日午前10時30分、咲は新たなクラス（3組）で自己紹介をしていた。

「私の名前は伊藤咲です。好きな物は料理する事と食べる事。後は歌う事です。苦手なことは運動と勉強です。これから1年間よろしくお願いします！」

咲はクラスに馴染めるか不安になりつつも自己紹介を終えた。席に戻ると、隣の席の女の子が話しかけてきた。

「咲さんだっけ？よろしくね！私は梶原舞（かじわらまい）舞って呼んでね。」

「舞さんよろしくね。私のことは咲って呼んでね。」

「わかった！後、さん付けしなくていいよ〜」

「じゃあ私も！これからよろしくね。舞ちゃん！」

「ちゃん付け！？まぁ、いいけど恥ずかしいな💦こっちもちゃん付けで呼ぶね〜。」

早速、咲に友達ができた。そしてクラスみんなの自己紹介が終わった。その頃、明輝は生徒会の仕事（式の後片付け）をしていた。

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「これで全部ですね？会長。」

「えぇ。これで椅子の片付けも終わったようね。」

「会長！これで全て終わりました。」

「では、今日はこれで解散です。お疲れ様でした。」

『お疲れ様でした！』

「あぁ明輝は少し聞きたい事があるから少し残ってくれない？」

「わかりました。」

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11時15分。咲は舞と話しながら帰っていた。

「舞ちゃんはどっち方面なの〜？」

「私はね、こっちなの。咲ちゃんとは逆方向。」

「そっか〜じゃあここでバイバイだね。」

「うん。また明日ね〜」

咲は舞と別れ、電車を待っていた。

「帰りの電車は20分後か〜あきにぃはまだ来ないのかな？」

電車を待っている間、咲はスマホを取り出してにゃんストをし始めた。

（にゃんストとはにゃんこストーリの略称である。可愛いキャラクターが多いことで女子、男子どちらとも人気なのである。）

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4話の前に番外編を出します。そちらもお楽しみに！