第2話 入学式

第2話 入学式


4月10日月曜日朝の6時50分


「あきにぃおはよぉ〜」


「おはよう、咲。今日から高校生だぞ?いい加減もう少し早く起きなよ?」


「え〜ゆっくり寝てたいの〜」


「ダメだよ💦そう言えば、今日は僕は生徒会の役割があるから一緒には行かないぞ?」


「え!?そうなの!?初耳だよ・・」


「昨日言ったよ・・話聞いてなかったでしょ?」


「うぐっ・・」


「はぁ。とにかく朝ごはん食べて準備してね?」


「はぁ〜い❤️あきにぃのご飯美味しくて大好き❤いただきまぁ〜す!」


 明輝と咲は2人仲良く朝食を食べた。今朝のメニューは(ご飯、わかめと豆腐のお味噌汁、だし巻き卵、焼き鮭)だった。

        ーーーーーーーー30分後ーーーーーーーー


「ご馳走様〜今日も美味しかった❤️」


「それはよかった。で、早く準備してよ?僕は先に行くからね。」


「は〜い。準備は出来てるよ〜後は出るだけ〜」


「なら、8時までに出ないと間に合わないぞ?電車なんだから。」


「はーい!行ってらっしゃい♪」


明輝が出てから15分後、咲は元気よく家を出た。家から学校までは電車で20分かかる。


「あきにぃってば心配しすぎなの。入学式は8時30分からなのに・・・」


咲は時間にルーズだった。道中何もなく、普通に学校に着いた。


「ここが県立の華燈高校か〜広〜い!」


「新入生ですか?受付はこちらです。」


「あ、ありがとうございます!」


親切に教えてくれたのは3年生徒会長の蝶ヶ崎優ちょうがさきゆうだった。


「あの新入生は・・・どこかで見覚えが・・・」


「あぁ、彼女ですか。彼女は2年書記長の明輝君の妹ですよ。」


「そうですか。さて、そろそろ準備をしなくてはなりませんね。」

(明輝君に妹いたんだ・・・後で聞いて見ようかな。)

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 入学式は何の問題も無く、無事に終わった。そして、咲にとって重要なイベントーーークラス発表がある。


「私は何組かな〜?3組がいいな〜」


何故3組を願っているのかは、4日後の金曜日に行われる。親睦会にあった。親睦会では1年2年それぞれクラスを合わせて学校の紹介等をするのだ。明輝は3組だから3組を狙っているのだ。


「やったぁ!3組だ〜❤️あきにぃと同じ〜❤️」


咲は最高の高校生活になることが決まった。

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