兄妹のはずなのに妹がデレデレなんだが！？

高校生活1学期目

第1話 平和な1日

第1話　平和な1日

　僕は、伊藤明輝（いとうあき）高校2年生だ。趣味は料理、読書、ゲームそれから歌う事（1人カラオケ）いわゆる隠キャだ。運動も得意だ。勉強も・・・まあ出来る方だ。

　僕の家族は明日で高校1年生になる妹、咲（さき）だけだ。父さんは事故で、母さんは病気で亡くなった。だから2人で暮らしてる。

　僕は何事にも平穏を求めている。変に目立ちたくないし・・・そんな僕だが、まさか今日から求めていた平穏が無くなるとは思わなかった。

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　私は、伊藤咲（いとうさき）明日で高校生になるの。まさか、あきにぃと同じ学校なれたなんて奇跡みたい！

　趣味は料理とあきにぃの観察❤️少しストーカーっぽいけどつけてる訳じゃ無いの💦家であった事を日記として書いてるだけ。運動も勉強も苦手だけどあきにぃの為なら頑張るの！

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本日は4月9日日曜日だ。

「さて、咲。明日の入学式の用意はできてるのか？」

「もちろん！明日からあきにぃと同じ学校に行けるなんて❤️私はやっぱりラッキーだね！」

「はぁ・・学校ではその呼び方止めろよ？面倒なことになりそうだからな。」

「え〜なんでよ〜『あきにぃ』って呼びたいのに〜なんで？」

「高校生になるんだぞ？家でも呼ぶなって言ってる訳じゃ無いから。」

（正直な話・・・咲はあの容姿だからすぐ人気者になるだろう。僕はあんまり目立ちたく無いから、咲とは学校では距離を置かないと・・・目立ってしまう。）

明輝は目立つことが嫌いな『the人見知り』なのだった。だが、彼は普段から成績や体育の授業で普通に目立っていた。鈍感なのか本人はまだ気付いてはいない。

「うーん・・・わかった！学校では『あきにぃ』呼びはしない！その代わり『お兄ちゃん』って呼ぶからね❤️」

「うっ・・・まぁ、それなら・・・」

（これからの学校生活どうしよう・・・困ったな。）

「やったぁ〜❤️よろしくねお兄ちゃん❤️」