第21話 襲撃2

「ミズキ!」


「アルヤさん!」


俺たちがミズキの声がした場所までいくと、ミズキが大男達に連れ去られそうになっていた。


「なんだお前。こいつの知り合いか?」


「いや、よく見たらさっきこの女と一緒に居た奴だ。」


「なら金もってるな!一緒に襲っちまおうぜ!」


男達は口々に言っている。


「ねえアルヤ、私この男達今すぐボコボコにしたいんだけどいい?」


「いや、だめだ。ここでレイが精霊ってばれるのはもっと危険な事に巻き込まれる。」


「む~、、、」


「俺がやるからそこにいて」


俺は男達に向かって一歩踏み出した。


「おお~威勢がいいな~」


「お前をぼこったあと後ろに居る可愛い子ちゃんも一緒に食べてあげるからね~」


男は俺の後ろにいるレイにもイヤらしい目を向けている。


「キモっ、、、、」


レイは完全に引いていたが




男達が怒号を上げながら俺に向かって殴りかかってきた。


それを見て俺は、


炎を纏った拳で返り討ちにした。


「ぐあぁぁぁ!」


「あついぃぃぃ!」


そう炎刃のスキルを自分の腕に向けて発動したのだ。


こんなに上手くいくと思わなかったけど!




すると男達は懐からナイフを取り出した。


「てめぇ、舐めてるとぶっ殺すぞ!」


「物騒な奴らだ、、」


ん?あいつらのナイフ、、、


{ただのナイフ Fランク}


ほーん、、なるほど、、


俺の鑑定スキルがあいつらの剣の価値と、どこに攻撃を当てれば壊せるのかを教えてくれた。


俺は俺の視界からは見えるナイフについた赤いマークめがけて炎を纏った拳を振るう。




カランッ、、カランッカランッ




次々と男達が持っていたナイフを折る。


「素手でナイフがおられただと!くそが!」


「畜生!今度は絶対お前らを殺してやるからな、覚えてやがれ!」


リーダー格の男が部下をつれ走って逃げていった。




「ふう、、、終わったか」


「アルヤさんありがとうございました、、!助けがなかった今頃はもうだめにされていたかもしれません。」


「いや、さすがにさっきまで一緒に戦っていた仲間が襲われてたら助けるさ。今日はこのまま送るよ。」


「いいんですか、、、?」


「ああ。むしろ最初から送るべきだった。すまない。」


「いえ!アルヤさんは何も悪くないですよ!」


俺とレイは一緒にミズキが借りている宿まで送っていった。




「アルヤさんはもう今日は宿を取ってるんですか?」


「いやまだだよ。これから取りにいくよ」


「なら、この部屋に泊まっていきませんか?」


「いいのか?」


「ええ是非。レイちゃんも一緒にね?」


ということでミズキの部屋で3人一緒に泊まることになった。


レイは不満そうにしていたが、、、




名前 アルヤ レベル18 クエストポイント130 ランクD




スキル 精霊属性付与


    炎刃


    炎弾


    治癒


    風撃


    鑑定

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