第12話 クエスト2
「ここか、ゴブリンの群れがいるって場所は。」
ギルドから貰った地図を見ながら進んでいると目標の場所に着けたみたいだ。
「推奨レベルはアルヤと同じくらいだし、多分大丈夫だと思うよ~。ゴブリン単体だったらレベル3もあれば倒せちゃうし。」
「そうか。ならささっと片付けて街に帰ろう!」
「おおー!今夜は酒だー!」
「え、、お前お酒飲めるのか?」
「何をいってるんだ。精霊だよ?何年生きてると思ってるのさ!お酒くらい余裕余裕~」
いつになくレイは乗り気なようだ。ただ俺の成長にならないって言って戦闘には参加しないが、、
「ぎえー!」
お、でてきたな、、
数は全部で6体か。そんなに多いわけでもないな。
俺はまず炎弾を遠距離から放ち2体倒した。
そのあと、炎刃を使って3体を斬った。
ラスト一体は魔法の効果時間が切れた剣でそのまま斬った。
「あれ、もう終わったの~?」
「みたいだな。」
「ええ~つまんないの。思ったよりアルヤ強いんだね。」
「ありがとな」
「まあでも所詮初心者の街だし、これくらいやってもらわないと困るけど。」
こいつ、、いつも一言多いわ!
「お、レベルも上がったみたいだ。」
この戦闘で俺のレベルは10に上がった。
ースキル習得ー
ボルト 雷撃を放てるようになる。
風撃 斬撃を遠距離に飛ばせるようになる。
治癒 ダメージの回復が早くなる。
「今回はここから2つか。そしたら今は風撃と治癒を取ろうかな。」
前と違っていまはポンポンとすぐにスキルを取り切った。
「ねぇ~終わったなら早く帰ろうよ~」
退屈そうに待っていたレイが俺の腕を揺らしてくる。
「分かったってば、行くって。」
「このクエスト終わったんですけど、、、」
俺はギルドに帰ってクエストの精算をする。
「モンスターの群れの退治ですね。では戦利品の提出お願いします。」
「はい」
俺は受付の人にゴブリンからドロップしたアイテムを渡す。
そう、クエストが達成されたかどうかはこの戦利品をもって判断されることが多い。
「ゴブリンの牙、ゴブリンの皮が3つずつですね。ありがとうございます。これでクエストは達成になります。冒険者カードをお借りしても宜しいですか?」
「どうぞ」
すると受付の人はカードになにやら記録をしてくれた。
「これでクエストポイントが2ポイントになりました。ポイントが貯まると段位が上がって難易度の高いクエストも受けられるようになります。この街だとあまり関係ないですが。」
「そうなんですね」
「あとこれが報奨金の銀貨5枚になります。」
「ありがとうございます。」
「ではまたお待ちしてますね。」
俺は軽く会釈をしてギルドを出てきた。
名前 アルヤ レベル10 クエストポイント2 ランクE
スキル 精霊属性付与1
炎刃1
炎弾1
治癒1
風撃1
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