第9話 父の日記③

 この時の様子を父の日記から抜粋する。


-------------------

 出発まで三時間以上あったのでトイレ休憩、お茶を飲むことにした。

 ユーロもだいぶ使い切ってしまったので残りの手持ちが少なくなっていた。

 コーラを飲むことにした。

 三十分休み、◯◯のターミナルに向かう。

 途中空港内を走る電車に乗る。

 非常に広い空港だ。


 乗るといきなり発車ベルが鳴り、わたしたちだけが先に乗ってしまい扉が閉まってしまった。

 終点で四人を待つことにした。


 終点で再開し、◯◯カウンターに向かう。日本人がいっぱいいた。

 チェックインカウンターで待つ間に前にいたツアー客に今回の出来事を話し始める。

 そのおばさんは、途中でこれ以上話を聞きたくないと言い出した。

 そりゃそうだ…… 

-------------------


 こちらとしてはこの話を聞いてほしいが、こんなトラブルを楽しい旅の終わりに聞かされたらさぞかし嫌だろう……。

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る