嘘でいい

理解者がいてくれたらいいね

そしたら幸せだね

ここにいてもいいんだって

ちゃんと思える


いいのかな

いいのかな

本当かな

優しさから嘘を口にしているだけなんじゃないのかな


いる

いるよ


いるんだけどな


わからないね

真実が知りたいのではなく嘘を並べ立ててほしいんだ

なるべく大きな声で


夜になったらおばけが出るから

明るいうちに実行してね


嘘を

沢山の嘘を

見える場所に並べて

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る