第89話 6月の読書感想回(16冊)をお届け|ू•ω•)チラッ
俺の名前は月本招(つきもとまねき)。
もちろん偽名だ。
俺はどうも夏が苦手らしい。
数年前まではそんなことは感じなかったんだけど、コロナ以降家にいることが増えたせいか、特に暑さに対しての抵抗力がめっきり失われた気がする。
まぁ、毎日クーラーをガンガンにかけた部屋で、日によっては家から一歩も外に出ないこともあったりと、そりゃ虚弱にもなるよなって自分でも思うし( ;∀;)
おかげで昨日もソファでうたた寝をしていたら普通に風邪を引いてしまった。
今もまさに鼻をすすりながら書いているのだけど、へんてこりんな文章になっていても気にせずにあっさりとスルーしてもらえたら幸いなのだ(/ω\)
てなワケで今日もいってみよっ!
▼6月読書の感想回~うぇーい(⁎˃ᴗ˂⁎)❤︎⤴︎⤴︎
以前お届けした6月の振り返り回では読んだ作品だけを並べただけで終わってしまったので、今回はその感想を書いていきたいと思う。
6月は俺にしては非常にハイペースで読むことができたんだけど、これは読む本にもよるし、仕事もそこまで忙しくなかったので時間も確保しやすかったのも要因だとは思う。
特に6月はラノベが4冊含まれているので、これが結構大きかった。
大体の感じだけど、ラノベなら1時間で100ページくらいは読めると思うので、1日1冊も頑張れば行けそうな気がしている。
でも、一般文芸になると見たことがない漢字だったり表現が使われていることも結構あるので、読むスピードが明らかに落ちてしまうのだ。
俺の場合は読みながら知らない漢字や表現は読みや意味を調べてスマホにメモして、ってことをしているので、下手すると倍近く時間がかかってしまうことも。。
なので読んだ冊数よりは、どんな本をどういう読み方をしたかって方が重要なんだなと最近思うようになったのだ。うん、真面目か(;・∀・)
そんな月本が読んだ6月の16冊。
以下、読んだ順に感想を書いて行くぜっ( ✧Д✧)カッ!!
①運転者 未来を変える過去からの使者 喜多川泰
Amazonプライム会員だと電子書籍は無料で読めたので、何気なく手に取った作品。
文量はそれほど多くなく、90分くらいで読んでしまったんだけど、内容は凄く良かった。
人生にまつわる”運”について考えさせられる話。最初は嫌なヤツとしか思えなかった主人公が、どんどん身近に感じてきて、最後は完全に涙腺を破壊されてしまった。
アマプラ会員ならぜひ読んでみてもらいたい。
人生に対する考え方が少し楽になるかもよ。
②密室黄金時代の殺人 鴨崎暖炉
書店にて、このミスのグランプリ受賞作と言う帯を見てジャケ買いした作品。「殺人が行われた密室内のトリックを証明できなければ密室殺人は無罪」という、ど頭の設定が秀逸すぎる。これによって密室で起こりまくる殺人と密室トリック解決のスペシャリストの頭脳戦が勃発。作者がどれだけミステリーが好きなのかが詰まっていると読んだ誰もが思うはず。
またこの作品は登場人物の分かりやすいネーミングも抜群だったりと、随所に読者を楽しませる工夫が凝らされていることも好感が持てた。
③ねずさんの世界に誇る覚醒と繁栄を解く日本書紀 小名木善行
④眠れないほど面白い日本書紀 板野 博行
どちらもメイン作品を書くための勉強用として購入した本。ただ、両方とも日本書紀だったので、アマプラで「面白いほどよくわかる!古事記」という、漫画メインの古事記も読んだ。
たぶんだけど、「眠れないほど~」の方が俺のような日本神話初心者には合ってそうな印象。「ねずさんの~」の方は、作者の解釈がさらに奥まで行き届いているので、ある程度知っている人の方が楽しめる気がする。
ちなみに月本が一番役立ったと感じたのは「面白いほどよくわかる!古事記」である。
何だかスマン(;・∀・)
⑤まち 小野寺史冝
月本が好きな作家さんである小野寺さんの作品。小野寺さんの作品は今まで、「ひと」→「ライフ」→「まち」と読み進めてきたが、この順番で読むのが時系列的に正解のような気がする。脇を固める登場人物や出てくる街(設定)が同一なので、ファンは楽しめると思う。
この「まち」の主人公も特別な人ではなくて、普通の青年。ただ、やっぱり家庭環境は複雑である。田舎から出てきた青年が都会と田舎の「まち」の中で、人との結びつきを知って成長していくお話なのだが、まぁやっぱり泣かされる。じいちゃんは偉大。優しい雰囲気の作品が好きな人には特におすすめ。
⑥麦の海に沈む果実 恩田陸
YouTubeか何かでおすすめされていたので、BOOKOFFに行った時に見かけて買った作品。まぁとにかく不思議な話。確かに学園ミステリーではあるんだけど、俺的には結構内容自体がエグかった。何と言うか、全体的に閉塞感が半端ないという印象。
文庫で500ページ近くあるので、ちゃんと読んでいかないとヒントを見落としてしまうのでそこは注意。いやー、恐ろしい一族だったなぁ。。
⑦弱キャラ友崎くん LV1 屋久ユウキ
⑧弱キャラ友崎くん LV2 屋久ユウキ
⑨弱キャラ友崎くん LV3 屋久ユウキ
アニメがめっちゃ面白かったので購入してみた作品。とりあえずLV5(5巻)まで買ってあるので、たぶんそっちも今月に読むと思う。
格ゲー日本一だけど陰キャの主人公友崎くんと、格ゲーでは主人公の後塵を拝しての2位ではあるが、学園のパーフェクトヒロインで、圧倒的なスクールカーストの頂点に立つ日南葵。人生はクソゲーと言ってはばからなかった友崎くんが人生は神ゲーと断言している日南葵の教えを受けながら、人生のレベル(主に恋愛・友人関係)を上げていくお話。二人以外のキャラも魅力的で、特に女の子たちは全員とてもよき。
ラブコメ好きの諸氏にお勧め。
⑩十角館の殺人 綾辻行人
ミステリー小説作家としてとても有名な綾辻行人先生の館シリーズの第一作。ずっと読みたいと思っていたんだけど、ようやく手にすることができた。これは凄かった。これから殺人に手を染めようとする犯人による独白から始まるんだけど、最後の伏線回収までとにかく圧巻。無人島と本土が一日ごとに交互に展開されていく中で、まぁ予想がバンバンひっくり返されて行って、とどめとなる「一文」で全部がひっくり返されるという、「これが叙述トリックか……」と呆然としてしまったのだった。
ミステリーファンならほとんどの人が読んでいると思うけど、そうでもない人にもお勧めしたい。
⑪天才はあきらめた 山里亮太
南キャン山ちゃんの自叙伝。「激しいお笑いの世界を努力で突き進んできたその裏にはどんな物語があったんだろう?」「笑いを生み出すためにしてきた努力は創作をする上でも参考になるところが大いにあるのでは?」という興味から手に取った。読み物としても、自己啓発本としても面白かった。
「前向きな戦いを挑んでたとえ失敗しても、それを続けるための言い訳は立派な武器だと僕は思っている」「イライラを使って、とりあえずムカついてるときにやることをたくさん決める。そしてそれをメモに取る」「嫉妬を燃料に変える」「『自分を頑張れなくさせるもの』を振り切って、全力で走れ!そんなものからは、逃げて逃げて逃げまくれ!」と、次々に溢れ出てくる名言にぶっ刺されまくったのだった。
お笑いも創作も生みの苦しみは同じ。笑って泣けてほっこりして。これは名著。
⑫青春ブタ野郎はバニーガール先輩の夢を見ない 鴨志田一
最近Netflixでもタイミングよく視聴可能になっていた。テレビで再放送されているのだろうか?ラブコメ好きなら聞いたことがあるであろう名作。タイトルの秀逸さに震えが止まらないのだ。
「思春期症候群」によって生み出される様々な不思議な現象に、葛藤しながらも奔走する主人公たちを描いた作品。やっぱり冒頭のインパクトが絶大だよね。図書館にいる野生のバニーガール。出会えたら即確保じゃーヽ(`Д´)ノ
続編も手元にあるので、引き続き楽しませてもらうつもりである。
⑬ホケツ! 小野寺史冝
またも小野寺先生の作品。やっぱり好きなんだよなぁ。こちらは高校の部活で補欠に甘んじる主人公を描いた作品。これまで読んできた小野寺作品の特徴としては、辛い家庭環境ではあるが、それにめげることなく何とか前を向いて人生を歩んでいく、というテーマがあり、本作もそこは変わらない。
サッカー部の話なので、レギュラーやマネージャー、顧問を含めると登場人物が多く出てくるのだが、それぞれ個性的なのでごちゃごちゃになることがまったくなく、その辺りも読みやすさに繋がっていると思うし、参考にさせてもらいたいと思うのだ。中高生から大学生には特におすすめ。
⑭愚者のエンドロール 米澤穂信
古典部シリーズ第2弾。誰も死なない学園ミステリー。もうハッキリ言ってこの人は天才だと思う。氷菓を読んだときにも同じことを思ったけど、「こんなの絶対に書けねぇ」って思わされる。今回は2年生のあるクラスが文化祭の上映用のミステリーを途中まで撮っていたのだが、脚本担当が不在となってしまいラストができてない。そこで古典部に依頼があってミステリーのラストを作るというお話。脚本担当の意図は何だったのか?……というような内容なのだが、やっぱりラストは驚かされた。いやー、やっぱりすごいや(;・∀・)
⑮ジョーカーゲーム 柳広司
タイトルから頭脳バトルなのかと思いきや、ゴリゴリのスパイのお話。軍内に設立された通称「D機関」を立ち上げた結城中佐と、そこに所属するスパイたちの話が独立する短編形式で展開されていく。戒律は「死ぬな、殺すな、とらわれるな」であり、これでもかってくらいスパイという職業がいかに過酷であるかを見せつけられる。
昭和初期あたりの設定だと思うけど、その時代背景と重なって、息遣いさえ聞こえてきそうなくらいのリアルさを感じた。シリーズとしてあと3作あるようなので、そちらもぜひ読んでみたい。
⑯向日葵の咲かない夏 道尾秀介
6月最後に読んだ作品なのだが、これはとにかく強烈だった。冒頭から謎と恐怖、そして違和感が纏わりついてくる感じ。出来事の積み重ねでじわじわと恐怖が積み重なってきて、読後感は何とも言えないものがあった。設定としてはファンタジーなんだけど、こんなに怖いファンタジーは読んだことがないかも。。
不思議の連続、ミスリードされまくり、でもページをめくる手が止まることはなく、しっかりと狂った世界を堪能したのだった。ジャンルはホラーミステリーかな。好きな人にはたまらない作品だと思う。
いやー、今まで16冊も読んだことないから、思い出しながら感想を書くのも大変だったぜ。。次からは1冊読むごとに感想を書いていこっと(^^ゞ
書籍もアニメと同様に結構幅広いジャンルを今のところは読むようにしている。たぶんこの傾向はしばらく続くと思うけど、自分の中で徐々に好みのジャンルが定まってくれば、どんどんそっちを読み込んで、少しは得意ジャンルみたいなものを作れたらなぁと思う。
ちなみに今のところはサスペンスとかミステリーが好きなんだけど、どっちも全然書ける気がしない。
う~む、これは困ったぜ(;'∀')
▼月本の本の選び方
もしかしたら気になっている人もいるかもなので、月本の本の選び方をチラッとご紹介。
一番多いのは「ジャンル+おすすめ」で検索して、感想を読み、気になったタイトルをメモしておいて、それを図書館検索→BOOKOFF→Amazon古本→書店の順で探していくという流れである。
毎月新書を10冊とか買って行ったら結構な額になるし、俺は紙派なので本棚もすぐにパンパンになってしまうのだ(;・∀・)
なので、図書館で借りれればそれに越したことがないし、図書館に置いてなかったり、予約待ちが一杯だったりするとBOOKOFFに探しに行くというステップに移る。
まぁ、新刊はBOOKOFFにはほとんど置いていないし、Amazonにも古本は出てこなかったり、値段もほとんど下がっていないので、結局は書店で購入することになるんだけど(^^ゞ
あと他の探し方としては、賞を取ったことがある作品から選ぶことも多い。一番気にしているのは本屋大賞かな。間違いなく本好きであろう、「書店員の投票だけで選ばれる賞」っていうのが自分と目線が近いような気がしていて購入する際の参考にさせてもらっている。
あとは、YouTubeの本を扱うチャンネルのおすすめなんかも参考にしたりと、割と色々な媒体から情報を仕入れるようにしているつもり。
とまぁ、最近になって本を読み始めた俺が語るのも何だけど、もしよかったら参考にしてもらえたらと思う。
ちなみに今月はまだ2冊しか読んでないので、すこぶるペースが遅い。。
月10冊のノルマをクリアするために、週末は気合いを入れるのだーヽ(`Д´)ノ
★月本のひとり言
この読書回も2回目かぁ。
創作論を続けていくうちに恒例企画が少しずつ増えてきた気がする(^^ゞ
なんか、この創作論はちょっとしたライフワークみたいになりつつあるので、俺がカクヨムで執筆を続ける限りは更新していけたらなぁと思っている。
ただ、創作論と呼べる内容になっていない回も結構あるので、どんどん緩い内容にシフトしていっているのだけど、何となくでも創作の役に立ちそうなネタを書いていけたらいいかなと思っているので、その辺は大目に見てもらいたい(;・∀・)
てなワケで今週もあっという間に週末に突入である。
最近どうもモチベーションが上がらないのは暑さのせいもあるような気がするので、ここで何とか上げていきたいところではあるんだけど、何かいい方法があればぜひ教えてもらえたらありがたいのだ(。>ㅅ<)✩⡱
おし、とりあえず気分転換でもしてみようかな。
あー、キャンプにいきたーいヽ(`Д´)ノ
って、何だこの締め(;・∀・)
▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△
ここまでお読みいただきありがとうございます(≧▽≦)
もし、月本にこんなことを書いて欲しいなどのリクエストがありましたら気軽にコメントください。
ご質問・ご感想もお待ちしています!
月本のフォロー(カクヨム・Twitter)も、ぜひお気軽にお願いしますm(__)m
↓が月本の作品一覧です。よかったら読んでみてください(,,>᎑<,,)
▼長編
ファンタスティックアベンジャー~呪われた人生に復讐するために、時空を超えて集う者~
https://kakuyomu.jp/works/16817139558143902273
▼中編
正直者の美少女イカサマ士は、国を追放されたウソが大嫌いな元王子のお嫁さんになりたくて仕方がないご様子です
https://kakuyomu.jp/works/16817330653994797033
▼短編
異世界青春狂騒曲~クエスト失敗で即終了!?~
https://kakuyomu.jp/works/16817330657007510439
十二の神と邪神の
https://kakuyomu.jp/works/16817330656638828283
逆転レベルアップ~最弱使い魔とゲームの世界で冒険したら~
https://kakuyomu.jp/works/16817139559074788702
▼エッセイ(私小説)
その塾、動物の楽園につき
https://kakuyomu.jp/works/16817330650595141827
ピンクモンスター~六本木で本当にあった、ある意味普通に怖い話~
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