第22話 自主企画を主催したらPVが伸びた話
俺の名前は月本招(つきもとまねき)。
もちろん偽名だ。
自主企画。
これまでにも何度か取り上げてきたトピックではあるが、今回は自主企画について語っていこうと思う。
とは言っても、今回は自主企画に参加する話ではない。
自主企画を主催する方の話である。
このエッセイをお読みいただいている諸氏であればご存じだと思うが、カクヨムの自主企画には、
「同じ自主企画に参加している参加者からのレビューはランキングに影響しない」
というルールがあるため、★を求める人は自主企画に参加して、その中でレビューをもらったとしてもランキングには反映されないのである。
これを踏まえて話の続き。
自主企画は登録してから1か月経てば誰でも主催することができる。
俺は3週間くらい経ったときにうずうずしてきて、「新しいイベントを作成」と言うボタンを押下してみたのだが、
「おまえはまだ1か月経ってねーだろがい!出直してこいや(・∀・)」
的な表示が出て、主催することは叶わなかった。
(もちろんそんな言葉ではなく、ちゃんと「まだ早いよ~」って書いてあるよ)
1か月が経った。
それまでに俺はどんな自主企画を主催しようかワクワクしながら案を練っていった。
作家の交流を深められるような企画がいいかなー
読み合い企画もいいよなー
読み専向けもありかなー
でも、誰も参加してくれなかったら嫌だなー(;・∀・)
まぁ、色々考えたけど、結局作家同士の交流を深められるような読み合い企画を一発目に持ってくることにした。
それに……
「やっぱり、自主企画の主催者ってうま味ありそうだよなー。主催者権限とか言って、自分の作品を大っぴらに宣伝できるもんなー。うへへへへ(・∀・)」
……月本は基本的に考え方がゲスいのである。
そんな月本の思うようにはいくはずもない。
主催してみたのはいいが、月~金までに5日間の開催期間で、参加してくれた作品は30弱。
俺の作品のPVにはほとんど影響がなかった。
「え? マジ……? 自主企画やっても全然読まれないじゃん……(;・∀・)」
参加者のほとんどは主催者のことなどあまり気にしていない。
基本的には自分の作品を読んで欲しくて自主企画に参加しているのだ。
この時は、思ったほどの効果は得られないなぁというのが率直な印象であった。
ただ、これは参加作品が比較的少なかったことが影響していたのかもしれない。
俺は意外と検証好きなので、他のパターンも試したくなった。
次は作家同士の交流云々は置いておいて、純粋な読み合い企画を立ててみた。
この時は同じ5日間の開催期間で50以上の作品に参加してもらうことができた。
すると、
「企画から来ましたー」
と言うコメントがいくつか来るようになった。
やっぱり企画内容と参加数。
まずはある程度の分母が大事なようである。
でも……
「企画から来ましたー」
が多くなってくると、自主企画の主催者としては読み返しに行かざるを得ない。
「おいコラ月本! オメー、主催者のくせにめんどくさがってんじゃねーよ (#゚Д゚)」
と言う声が聞こえてきそうだが、よく考えてみて欲しい。
作品の第一話に
「企画から来ましたー」
と言うコメントがあって、その後にひたすら応援連打されたとする。
あなたは読みに行くだろうか?
いや、それでも俺は行ったよ。
だって、自主企画の主催者だし。
でも……その5日間は非常に疲れたことしか記憶に残っていない。。
もちろん、一部の人だと思うけど、お返し欲しさがあまりにも見えてしまうと俺の気分も下がってしまう。
う~む。
よし、読み合いやめよう(*‘∀‘)
そう思った俺は、その翌週に読み専企画を立ててみることにした。
カクヨム内ではやはり読み専に読んでもらってなんぼである。
上位ランカーのフォロワーを見てみると、そのほとんどが読み専であることからもその見立てはおそらく間違ってはいないと思う。
自主企画一覧を見ると、どちらかと言うと読み合いが多いように見えるのだが、まぁ物は試しである。てなワケで俺は読み専企画、
読み専さんに届けたい【★300以下の埋もれた名作がきっとここにある!】
を立ててみることにした。
この自主企画は思いのほか多くの作品に参加してもらうことができた。
条件が緩いと言うことも大いに影響していると思うけど、最大200以上の作品に参加してもらうことができた。
すると……
読み合い企画の時よりも多くの人に俺の作品を見てもらうことができた。
特に初日、2日目は明らかにPVが伸びていた。
ちなみに俺のメイン作品のPVは連載中は大体1日200PVくらいだったけど、その2日間は300PVを超えたので、これは明らかに自主企画効果だと言える。
参加してくれている作家さん、自主企画を覗きに来てくれた読み専さんのどちらからも読んでもらえるようになったと思うので、俺の中では読み専企画が今のところ一番手ごたえがあった。
さて、自主企画と言えば、先にも触れた通り、主催者権限の発動である。
そして、カクヨムには
「同じ自主企画に参加している参加者からのレビューはランキングに影響しない」
という鉄の掟が存在すると冒頭で書いた。
と言うことは、
自分で自主企画を立ち上げて、それで説明欄に自分の作品を大々的に宣伝して、でも自分だけはその自主企画に参加しなかったら、レビューもらった時に【自分だけは参加していない扱い】だから、ランキングとか狙えるんじゃね(・∀・)
と言う裏技が存在するのである。
ただし、この裏技は実は結構知られている。
知っていてわざとやっている人もいると聞いたことがある。
(自主企画をよくよく見てみたらわかるかも……)
でも、これはカクヨムルール上は問題はないけど、チート感があって他の作家さんには当然良くは思われない。
俺は今まで自主企画を何度か立ち上げているが、参加条件を★の数で変えることが多い。
俺のメイン作品は今★192なので、★100以下の作品を対象にした自主企画の時だけは自分は参加せずに説明欄に作品を載せた。
これはさっきの裏技に該当するけど、意図的にやっている訳ではないので正直気にしていない。
これを毎回意図的にやっていたらお叱りを受けても仕方ないと思うけど(^^;
てなワケで、自主企画は簡単に立てることができるし、テーマ次第で思った以上の効果を発揮することがあると思う。
登録から1か月以上経った人であれば誰にでも立てることができるのだから、興味を持った人は気軽にやってみてはどうだろうか。
条件に合致する企画があれば月本もぜひ参加させてもらいたいと思うのだ(*`・ω・)ゞ
▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△
ここまでお読みいただきありがとうございます(≧▽≦)
もし、月本にこんなことを書いて欲しいなどのリクエストがありましたら気軽にコメントください。
ご質問・ご感想もお待ちしていますー!
↓が月本の作品です。よかったら読んでみてください(,,>᎑<,,)
★長編メイン作品
ボクたちの転生狂想曲~呪われた少年と不思議なネコ~
https://kakuyomu.jp/works/16817139558143902273
★短編コメディ
その塾、動物の楽園につき
https://kakuyomu.jp/works/16817330650595141827
★短編ラブコメ
逆転レベルアップ~最弱使い魔とゲームの世界で冒険したら~
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます