芯と心。どちらも人を支える大切なものだけれどひょんなことで砕かれてしまうあっけなさ。大事にするにはちっぽけで、雑に扱うには重たいものだからさてどうしようか、と考えさせられました。いつもの枢さんとはまた違った文体で、語り口がとても好きでした。さくっと読める寓話的な一作です。