第13話 エッチな幽霊

最近…想像だにしない出来事が起こったので

、取り敢えず聞いてください。



最近…























エッチな幽霊が出てきます。


その幽霊は、姿が分からないストーカーに恐怖を感じていた私が、アパートに引っ越してきた当日から、時間帯関係なく出てきます。


その幽霊は別に、怖がらせようとか…呪ってやろうとか…そういう事は一切せず…



ただ――






















「老人幽霊」「デヘヘヘッ!」


「老人幽霊」「プリチーじゃの~♪」


「私」「…」



ただセクハラだけしてくる老人の幽霊なんです。



触ってくることはなく(幽霊だから触れないのかも?)ただジロジロいやらしい目で見ては、セクハラをしてくる。


見た目は、なんだか古くさい服装をしていて、ツルツルの頭にサングラス?のような物をかけた老人。


「老人幽霊」「ワシが生きてさえいれば、お主を独り身なんかにさせないんじゃがの~」


「私」「余計なお世話!このエロジジイ!」























「私」「…」


「老人幽霊」「…ッ!?」


「私」「…なに?」


「老人幽霊」「いやぁ!?この角度から見えるかのと思って…ッ!?」


「私」「…(このエロジジイが)」


「私」「…?」


「私」「エロジジイ」


「老人幽霊」「あぁ…はい?」


「私」「なんでこのアパートから出て、綺麗な女の人を見に行かないの?」


「私」「普通するでしょ?アンタのことだし」


「老人幽霊」「あぁ…だってワシ…!」
























「老人幽霊」「生霊じゃよ?」


「老人幽霊」「お前さんのことは…!」


「老人幽霊」「外でも見とる」
























ストーカーは老人で、生霊を飛ばしてまでその女性の近くに張り付いていた。

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