第8話 かごめかごめ
かごめかごめ
籠の中の鳥は
いついつ出やる
夜明けの晩に
鶴と亀が滑った
後ろの正面だあれ
「俺」「――ッ!?」
「俺」「ま…また!?」
京都のあるアパートに住んでから、毎日のように見る夢…
かごめかごめ――
地面に描かれた六芒星の中心に俺が居て、周りを知らない子供が周りながら、かごめかごめを歌う夢…
だが決まって最後に…
【後ろの正面だあれ】
「俺」「――ハァッ!!?」
「俺」「ハァ…ハァ…ッチ」
「俺」「いったい何なんだよ」
俺が無意識で、後ろにいる奴が誰かを言おうとした瞬間に起きる。
「俺」「…」
だが、こんな夢が続けば、最後どうなるのか粗方予想がつく。
「俺」「襲ってきたりしないよな?」
そして夜――
かごめかごめ
「俺」「…(意識がある!?)」
籠の中の鳥は
「俺」「…(けど口が動けねぇ!)」
いついつ出やる
「俺」「…(意識はあっても体が言うこと効かねぇ!)」
夜明けの晩に
「俺」「…(動けったら動け!)」
鶴と亀が滑った
「俺」「…(なっなんだ!?口が勝手に開き――)」
後ろの正面だあれ
「俺」「俺…」
「小さな俺」「そうだよ…じゃあ――」
「小さな俺」「死んでくれる?」
目が覚めた俺は、その後その夢を見ること無く、アパートを引っ越した。
何であんな夢を見続けていたのか、今でも分からないし分かりたくもない。
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https://kakuyomu.jp/works/16818093072856644731
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