知ったかぶり
みんなの笑顔が引きつって
大切に育てた友情が音を立てて崩れていった
がっかりした顔の大人たちが
怖い顔で期待を返せと迫ってきた
失敗することを恐れて
言い訳ができる道を選ぼうとした
ありもしないゲンジツを練り上げて怖がっていた僕よ
得体のしれないモノに襲われる気がして掛け布団のバリアに隠れていた僕よ
初めての「親友」に裏切られた日
初めて人を傷つけた日
君が作り上げた負の感情を
切り刻んで粉々にする
君の中にある楽しかった思い出を
引き延ばして敷き詰める
全部かき集めて一つにまとめたら
僕が言葉にしてあげる
「人間不信」なんてかっこいい言葉を使って逃げた僕を
抱きしめてあげたい
あの日僕に「死ね」と言ったあの子を
抱きしめてあげたい
初めて「悔しさ」に泣いた夜
全てを受け入れた今日は朝
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