幕間

ある少女の手記

今日はあの子の書いた小説を読ませてもらった。


わたしが小説を読んでる間、あの子はずっともじもじそわそわ落ち着かない感じで………


「緊張しすぎ」って言ったら、「だって仕方ないじゃんっ」って言われちゃった。



書いていた小説は俗にいう「異世界モノ」で、中学生の女の子が異世界に召喚される話なんだけど。


主人公の「佐保姫さおひめ 桜花おうか」ちゃんって、心なしかわたしに少し似てる気がする………ような。


名前も「桜花おうか」だし、「さくら」って名前のわたしと、似てないこともない、よね?



うーん。今度あの子にいてみようかな。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る