私は進む
路地を曲がって、坂をのぼって、息を切らしてたどり着いた先がこんなもんか。
私は何を期待していたんだろう。
綺麗な街並み?澄んだ空気?
違った、自分のちっぽけな嫉妬だけ、寂しさなんて感じたくなかった。
あの人の目には心には私はいない。
でもいいんだ、自分の気持ちに嘘はなかった。そっか本当に好きだったんだ。
私は叫んだ、次に進むために自分のために。
来た時よりも、景色が澄んで見えた-
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