第弐十五話! ぎょうざの大連は埼玉に拠点を構える中華料理屋! 看板メニューである大連ぎょうざは学生たちにも愛され、いつしか店があるイデヨカ前の通りをぎょうざ通りと呼ばれるようになった!
同日 午後15時41分 イデヨカ前 通称ぎょうざ通り
「急いでヤンキー見つけるわよ!」鼻息を荒くして周りをきょろきょろして捜索し始める。いいのかなぁ・・・これで、趣旨と違ってきてる気がするんだけど。「ちっ、ここには居ないみたいね」
「待てこのリア充! あのソファーはうちらのモンや!」後ろから物凄い勢いであのスケバン3人衆が追い付いてきた。
「もう追って来たのかよ?!」
「いた、ぎょうざ大連から学ラン3人! ほら行くよ!」ちょっと! 先陣を斬って突っ込んで来いと言わんばかりに背中を押して来る。東高にもヤンキーじゃない奴もいると思うけどなぁ・・・
「あぁ? 何だコラぁ!」ゴリゴリのヤンキーかよ・・・
「当たり前じゃん! 東高はヤンキー以外いるわけないでしょ!」一人ぐらいはいてくれよ・・・「何つってるの?! 早くやっちゃってよ!」
「そんな急にどうしろと?! コイツ等何も悪い事してないじゃん」
「理由なんてどうでもいい! 東高のヤンキーである以上早いとこ殴ってボコボコにしても構わん!」コイツ等に肩入れするわけじゃないけど、ちょっとかわいそうになってくる・・・
「さっきから何だよ! らぶらぶしてるとこ見せつけてんじゃねぇぞキノコ頭!」き、キノコ頭だと?!
「ヤンキーに言われたくねぇよ!」腹が立って思わず頬を殴ってしまった。「あ、やべ!」ついやっちゃった・・・
「テメェふざけんじゃねぇぞコノヤロウ!」もうこうなったらやるしかねぇ! 襲い掛かってくるヤンキーどもの攻撃を腕で防ぎ、隙をついて顔面を殴ってノックアウトさせていく。
「何とか全員やったか・・・あ」俺が倒した瞬間光の速さで財布を抜き盗りに行きやがった。
「全部で302円! 前はもっとお札とかいっぱい入ってたでしょ!」
「仕方ないすよ、コイツ等餃子屋から出てきたばっかりだし」
「起こして口座から無理やり引き落とすか」
「それはもう立派な犯罪ですよ! 場所が悪かったんで変えましょ」ホント洒落にならない事言うんだから・・・場所を駅前に移す。
この時間の駅前は制服を着た素行の悪い学生がわんさかいる。「おぉ! ナイス日脚君! ヤンキーどもがわんさかいるよ!」特に駅前のゲーセンは東高のヤンキーの巣窟だからと近づかないよう小中の時先生に言われるほどだ。
「でもどうやら先客がいるみたいですよ」よく見ると見覚えのある3人衆がヤンキーに囲まれてバチバチに争っている。
「へへへ、カモがネギ背負ってるとはこの事だよ・・・漁夫るよ! 日脚君!」
「わかりましたよ・・・」また強く背中を突き飛ばされた。「こ、こっちだ学ランども!」
「あぁ? ふごっ!」1人を後ろから不意を突いて飛び蹴りを喰らわして倒す。
「テメェ・・・うちらの獲物漁夫んなァ!」
「し、仕方ないだろ! 会長命令なんだから」
「こいつらなんか・・・うちらで十分だし」
「余裕そうには見えないんだけど」3人ともハァ、ハァ息を切らしながら俺を睨んでくる。女子3人に学ランのヤンキー10人はきついだろう、向こうは手を抜くほど余裕あるみたいだし。
「余裕だってんだろ!」
「いつもなら、倍の人数集めて集団でリンチかけるんだけど・・・」
「バカ
「なら少しでも勝率を上げてやる。俺の考えに伸るか?」俺もヤンキーなんかに負けるわけにはいかない、それは彼女たちも同じのはずだ。
「はぁ?! 何でお前が仕切ってんだよ! ぶっこ・・・」
「まぁ待てよ、目的は金だろ、ここは奴の言う事聴いて後で隙を見てかすめ盗ればいい」小声で金髪のスケバンが言い寄り何かを話し始めた。
「まぁそれもそうか・・・よしいいだろう! 伸ってやるよ」
「じゃあ俺が合図したら全員バラバラの方向に向かって走れ! いいな」
「その後は?」
「状況を見てまた言う・・・今だ走れ!」俺の合図とともに一斉にバラバラの方向へと走り始めた。
「なんだ、こいつら?!」
「臆するな、突き抜け!」囲まれていたヤンキーの隙間を強引に突破する。
さあどう来る・・・ヤンキーども。俺含めた4人はそれぞれ等間隔に間を開けて離れている。
「どうする?! 誰をやる!」
「と、とりあえず面倒なあのカモ高の日脚からだ!」ヤンキーどもが一斉に列をなして俺の方へと向かってくる。
そうくるか・・・「で、お前の方に向かってるけど、どうしたらいい?」褐色のスケバンが問いかけてきた。
「後はお前らに任せる!」そう言って向かってくるヤンキーどもと応戦する。
「任せるって何だよ! 指図しといて!」今言ったらバレるだろ! そんぐらいわかれよ!
とにかく今の俺にやれる事は、このスケバン達を信じて耐えるしかない!
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