<愛>なんてものには何の価値も

『ペットは人間の子供ほどは責任を負わなくてもいいから愛せるんだ!』


もしそんな風に思ってるのなら、僕はやっぱり、<愛>なんてものには何の価値もないと思う。そんなもののために自分を犠牲にする必要はないと思う。


でも同時に、僕は、沙奈子さなこ絵里奈えりな玲那れいな玲緒奈れおなを『愛している』という実感がある。彼女達のために努力を続けたいと、決して自分に言い聞かせなくてもそう思えるんだ。


育児休業の延長は選択せず、<在宅勤務>という形を選んだのも、あくまで最終的には自分が『そうしたい』と思ったから。誰のためでもなく、だからこそ誰の所為にするでもない。


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