望んでもないのに来た邪魔者
僕の両親は、兄のことはとても大切にしていたけど、注力していたけど、僕については本当に<要らない子>だったんだろうというのが分かる。<兄のスペア>とかでさえない、
<望んでもないのに来た邪魔者>
としか見ていなかったんだ。
……いや、『見て』さえいなかったのかな。事実上、いないものとして考えていたんだろうなという印象しかない。
そして兄はそんな両親の僕への態度を見ていたから、自分も同じようにしていいと思っていたみたいだ。僕のことは人間だとさえ考えていなかったんじゃないかな。
それこそ、
<体のいいサンドバッグ>
くらいにしか見ていなかったんだろう。
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