大した問題じゃない
タクシーが家の前に着くと、
「おかえり~♡」
「おかえりなさい」
玲那は僕の養女で、妻の
沙奈子は、本当は僕の兄の娘で、失踪した兄の代わりに僕が扶養してる。立場的には次女だけど、実の親がどちらも消息不明で手続きができないこともあって養子縁組はまだできてない。
もうこれだけで僕達の家庭が非常に複雑なものだというのが分かると思うけど、でも僕達にとってそれは大した問題じゃない。そしてそこに僕と絵里奈の実の娘である
ほんの数年前まではまさかこんなことになるとはまったく思っていなかったけど、今はこれが僕達なんだ。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます