第5話

入学式が始まるから、僕と鳴海は体育館へと向かっていた。すると、どこから現れたのか ツインテールの

女の子が目の前に立っていて、少女漫画みたいに瞳をキラキラと輝かせながら、「う、美しいです!!」



そう嬉しそうに頬を染めながら 僕達を見ていた。

視線を感じたのか、鳴海は逃げようとしていた。笑

だけど、次の瞬間 ツインテールの女の子は鳴海の手を握りながら、「一目惚れしました!!好きです!」



そう真っ赤になりながら、真剣に告白をしていた。

鳴海は参ったなぁとゆうような表情をしながら、

「私、よく男の子と間違われるんだけど実は女の子なんだ。でも、付き合えないけど友達で良かったら」




と、にっこりと鳴海が笑うと 女の子はこう言った。

「す、すみません!!てっきり男の子かと思っていました。私ったら 何て失礼な間違いを。だけど、」



「私、男女関係なく、綺麗な物や人が大好きなんです。私は藤堂 さくらって言います。良かったら、仲良くしてくださいね!!」



(うわぁ、凄く 感じの良い女の子だなぁ)と関心した。

鳴海も同じような事を思っていたらしく



「さくらちゃんね!! こちらこそ宜しくね。

私は 秋月 鳴海だよ。隣にいるのは 幼なじみの春田 青。青は女顔だから、よく女の子に間違われるけど男の子。 瞳の色を見たら分かるけどハーフだよ。」



「凄いです!! 私ハーフの方はテレビでしか観た経験がないので、こうして お目にかかれてうれしく思います。鳴海さん、青さん 、とお呼びしてもよろしいでしょうか?? 」


「うん、いいよ!」と僕は笑う。すると鳴海も

「もちろん!!同じクラスだったら良いね。」


「はっ! そうでした、まだ確認していませんでした。ちょっと待っていて下さい!!見てきます」


すると、10分くらい待っていると、さくらちゃんが

急いで走ってきて「1-Aでした!! 3人とも!」


嬉しいなぁ と、ニコニコしながら笑顔を見せるから

僕と鳴海は思わず吹いてしまったんだ。笑。


「さくらちゃんって面白いね。笑。」と、鳴海が珍しく柔らかい笑顔で話していた。



こうして僕らは意気投合して体育館へと向かった。



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