第8話 餌を撒く自分。そしてこれから。。。
過去を振り返ると実に解りにくいものなのかが解る。
しかも、愛されようが、愛されまいと、子供は、生きていく為には保護してもらわないと駄目なわけだ。
この生立ちが私の土台となり、そして、誤った人格形成が出来上がり、自分自身を自分で守るはずの自己防衛が歪み、結果、苦しみが増えたに過ぎなかったわけである。
それは、搾取されるよう、誰でもなく、私自身が周りに餌を撒いたに過ぎない。
餌を自分自身で撒くとは。。。
相手からの要望に断らず、「やらねば」と言う事だ。
別に断ればよいものの、なぜか?
それにも、土台となるものがあり、
母親からの要望に応えてばかりでいた私の姿勢である。断れば嫌な感じが返ってくるわけだ。特に弟妹に対しての頼まれ事となると。。。
すると、学校、職場、様々な環境において、この「やらなければ。」が働くのだ。
それをある人からは「義務感」であるのではと話された事がある。
まだ、学生だったか、その頃の私は他者からの頼まれ事はするくせに、逆はほとんどなかった。と言うより、頼んではいけないと考えていた。
だから、頼まれるほうが、楽だと思っていたのだ。
なぜなら、頼んだ時の相手からの反応が恐かったからなんである。
こうして、餌をまき、寄ってくるわけだ。そのような他者が。
誰のせいで私はこうなった?
誰のせいだ?
親か?
そう考えるかもしれないが、私にとっては、そんな事はどうでもよく、
この事を知り得たわけだ。
知ったからには、どうにかしなければならないわけで。
かと言って、一度に良くなるわけではない。
まだ、知り得たばかり。では、まずそんな自分自身を受け入れる所から始めよう。
後は、そんな人達とは、関わらないように。。。
頼まれても、断る事を覚えよう。
時間はかかるだろう。
それすらも、知りながら新たに取り組んでいくしかないのだ。
自分自身を守り、健康的な人間関係を築く為に・・・
自分の未来へ向けて 中筒ユリナ @ariosu-siva
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