Shde:石川月美(ど変態)
ききき、きっかけは高校一年生で初めてのクラス替えの時でした!
私は根暗で内気でザインキャの象徴のような人間です。
はい、生まれてきてすみません……!
た、た、た、ただ。
そんな、わ、私にも趣味があるんです!
人には言えないような秘密の!
いいい、いいですか。
今からいうことは私の皆さんだけの……っててて、みなさんって?
とりあえずです、わ、私は日々エロ漫画やエロアニメをみあさるようなど変態なんです。
あわわわ……っ。
それでたまたま昨日、オナニーネタにしていたSMプレイを題材にした漫画の……叩かれる役の男の子に、そ、その……春山くんが似ていたんです!
いや似てるんじゃなくてもう同一人物でした。
す、すぐに私からはある欲求が誕生日してしまいました!!
ひいい……っ。
──春山くんを縛って蝋燭を垂らしながら射精管理をしながら犯したい。
ひ、ひひ、引かないでください!
私はど変態なんですから!
しゅん……っ。
とあるペアワークの時のことでした。
「えーっと……」
戸惑う春山くん。
犯したい!
脳内はそれだけで埋まっていました。
話しかければいいのですが、わ、私は根暗で内気なんです!
は、話すなんてできるはずがない……!
自慢じゃありませんが、わ、私は高校生でまだ自己紹介の時意外声を出したことがありません!
しくしく……っ。
いつもくまちゃんの人形に向かって亀甲縛りと会話の練習をし、してきたのに……わ、私のバカァ……っ!
「……………………」
「ごめん」
結局、一度も話すことはなく春山くんとはお別れの時が来てしまいました。
そ、その後です!
春山くんが霧島さんと付き合っているとししし、しったのは!
嘘……。
最初は驚きのあまり心臓が止まってしまいそうになりました。
だって、あの根暗で内気な私でも知っているほどの有名人、霧島紗倉さんと春山くんが付き合っているんですよ!?
でもです。
そ、それはそれでいいかも!
そう思ったのです。
春山くんが縛られて霧島さんに犯される!
やっべ、エロすぎるだろおおお!!
しばらくネタがその妄想だけで十分でした。
ですが……。
しばらくしてからのことでした。
「あああ──っ、私も春山くんを犯してぇえ!!」
やはり妄想には限界があるもの。
私もしたくなってしまいました。
「縛りてえし寸止めさせてぇ……」
最近の私の趣味はSMプレイの官能小説をネット上に上げること。
主人公は毎回春山くん。
見つかる日が来るかもしれませんがそれもまたスリル!
ですがそんな夢、叶うはずありません。
そもそも春山くんとは一度も話したことないし。
私インキャだしインキャだしインキャだしインキャだし。
それに相手はあの霧島紗倉さんだし。
しかし、そんな私をか、神様は見捨てませんでした。
『ずっと前から好きでした! 俺と付き合ってください! オッケーなら明日、放課後、屋上に来てください』
ふとある日、春山くんからメッセージが来ていました。
そのメッセージを見た時、私は目を飛び出す勢いで驚き飛び跳ねて。
「うひょぉおおお、きちゃあああ!!」
鼻血をダラダラと流しながら妄想で三回ほどいたしました……。
てへ……っ。
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