第36話

「なによそれ!」


「真奈、ずっと思ってた。なんで中学生みたいな付き合いしないといけないわけ?このプレイはいつまで?」


「明は、ずっとそんなこと思ってたの?」


「そうだよ。お前って人のことばっかり。俺のこと見えてる?」」


「私、付き合ったことなんてないからわかんないよ!」


「は?嘘だろ」


「だって!明が私を好きだから付き合うんでしょ?一緒に遊んだりするんじゃないの?違うの?」


「なんだよそれ…わざとやってんのかと…」


しらけた顔したむかつくきのこ。まじ腹立つ。


「彼氏さん、なんですかその態度。あなた全然お姉さんのことわかってませんね」


「わからない。真奈はいけいけのギャルで高圧的な態度で俺を罵ってくれる。そう思うのが普通でしょ?こんな子供とか思わないでしょ?」


「おい、てめぇ。軽々しく付き合うとかやめろ。お前がちゃんと話さないからこんなことになるんだろ!」


「君シスコンなの?意外だね?お姉ちゃんのためにここまでするんだ」


いちいちイラつく!


「おい茶色きのこ!」


突如雷がしゃべりだした。


「な、なんですか、あなた」


「おねーちゃんが好きなのは普通だよ!なんでわかんないの?心配なんだよ?」


「アホらしい。真奈、こいつらほっといて帰ろうよ」


「明、なんで…人の話聞かないの?前から思ってたけど、先人のことなんでそんな嫌うの?私とそっくりなのに!」


「な、なに急に」


「先人のことばかにしないでよ!ひどいよ!」


「え、真奈…嫌ってたじゃん」


「なんでよ!嫌うわけないじゃん!信じらんない!」


「言ってたじゃん…意味わかんないんですけど」


「あんたなんか知らない!さっさと出てけ!もう嫌い!」


きのこだけ追い出した。

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