第14話恐怖、千紗の家
2人はバーで散々、テキーラを飲みタクシーで千紗のマンションに向かった。
道中、2人は無言で山崎はパンパンに膨れたイチモツを左手で掴み、千紗は飲み疲れて寝ていた。
30分で千紗のマンションに到着し、部屋に向かった。
千紗は山崎に玄関でスリッパを出し、招き入れた。
大きなテレビの前には、立派なソファーが設えてあり、山崎はソファーに座った。
「山崎さん、ちょっと着替えますね」
と、言うと千紗はいきなり山崎の前で服を脱ぎ出し、下はジャージ、上はキャミソール1枚になった。
Dカップ以上ある胸の谷間に、山崎は釘付けになり、イチモツはドクンドクンと脈打った。
「山崎さんも、楽な格好になったら?まだ、ポケットに手を入れて。カッコいいのは分かりましたから、早く楽な格好になりましょう。ちょうど、弟のスエットがありますから。ほらっ」
山崎は、
「い、今はちょっと。飲み過ぎて色んな所が健康になって」
千紗は山崎の座るソファーの隣に着替えを置いて、缶ビールやワインを準備し始めた。
その隙を狙い、上着は脱いでTシャツに着替え、スエットを履いた。
2人はテーブルに座り、缶ビールで乾杯した。ラッキーだった。山崎はテーブルでイチモツが隠れるので両手を使う事が出来た。
それにしても、千紗のバストは
「山崎さん」
「はいっ」
「ずっと、わたしのおっぱい見てるでしょ?」
と、山崎に問う。
「いんや~、谷間見てるよ」
「おっぱいじゃない」
「き、君は彼氏とかいるのかい?」
「いませんよ」
そう、言いながら千紗は準備したワイングラスに、赤ワインを注いだ。
千紗はゴルゴンゾーラをかじり、ワインを1口飲んだ。
山崎は、チーズは苦手であった。
2人は、気付くと夜中の2時まで飲んでいた。
山崎は、スマホで『クレヨンしんちゃん』の音楽を流して、全裸になり、
「パニック、パニック、みんなが慌ててる~♪」
と、身体を張った芸を見せた。
千紗は、大爆笑。
山崎のイチモツはまだ元気であったのにも関わらず。
「山崎の、ソコ、大きいんですね」
「何が?」
「ソコ」
千紗は指差した。
「し、しまった!初めて来た女の子の家で、勃起したチンコ見せるとは!」
山崎は、ワインを一気飲みした。
「じゃ~、わたしも」
千紗は、上半身裸になった。
「おいおい、それはそれで問題が……」
「わたし、山崎さんが好きなんです」
山崎は意を決した。全裸で。
「ぼ、僕も、千紗ちゃんの事……オロオロオロ~」
山崎は、テーブルにリバースした。
初めての女子の家で、全裸になり、チンコは膨らませ、ゲロをする。
最悪だ!
千紗は笑顔で、テーブルを拭いた。そして、山崎にミネラルウォーターを飲ませた。
ゲロ臭い山崎はソファーに横になり、千紗はベッドからタオルケットを持って来て、山崎に掛けてやり、自身はベッドに寝た。
翌朝。
山崎は自分の格好に驚いた。
「……全裸だ。昨日、僕は何をしたんだ?あったま、いてぇ~」
千紗はキッチンに立ち、朝ごはんの用意をしていた。ばれないように、山崎はトランクスを履いた。
「千紗ちゃん、おはよう」
千紗は、目玉焼きを作りながら、
「おはよう。巨根、リバース山崎さん」
「……な、何の事?」
「覚えてないの?」
「うん」
「大変だったよ」
「キスしたかな?」
「してません」
山崎は、作戦失敗を理解したのである。
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