4.

10.

「いいえ。私も今来たところです」

ミハルはそう答えると、

「それではこちらにどうぞ」

と言い歩き出したので、俺もその後についていった。

ミハルは俺を連れて一つの部屋に案内してくれた。

そこは応接室のようでソファーが向かい合うように二つ置かれているだけの簡素な部屋だった。

俺たちはその部屋の椅子に座った。

しばらくして扉が開かれて一人の女性が入ってきた。

女性は俺を見るなり頭を下げてきた。

「初めまして私はこの国の王女をしております。アリサ・フォン・アルストリアといいます」

女性の名前はアリサというらしい。

そしてこの国というのはこの大陸にある王国の名前であるようだ。

俺は自己紹介をすると、王女様に対して失礼にならない程度に言葉を選ぶことにした。

「俺は冒険者のユウトです。よろしくお願いします王女様」

そう言うと王女様に握手を求めると王女様はそれを握り返してきた。

俺は王女の手に違和感を感じたので、鑑定を発動させる。

名前 アリサ 種族 人族(王族)

性別 女 年齢 20歳 職業 姫騎士 レベル 2 HP 200/200

(+10UP)

MP 100/100 STR 50 DEX 80 AGI 10 VIT 15 INT 30 MND 60 スキル 剣術 LV2 槍術LV1 盾術LV1 体術LV1 馬術LV1 礼儀作法LV1 生活魔法LV1 光魔法LV1 聖魔法LV1 闇魔法LV1 生活魔法LV1 魔力操作LV1 詠唱省略LV1 無詠唱LV1 称号 元勇者パーティーメンバー 加護 火の神の祝福 水の神の祝福 風の神の祝福 大地の神の加護 光の神の加護 闇の神の加護 幸運の女神の祝福 王女はステータスを見て驚いた。

なんと、ミハルの時と同様に全ての能力値が平均的に高い。

さらに、ミハルと同じで全属性の適正がある。

俺は王女に言った。

「なあ、王女はどうして俺に会いに来たんだ」

俺が質問をすると、王女は真剣な眼差しで俺の目を見た。

俺はそんな王女に圧倒されそうになる。

しかし、ここで気圧されては駄目だと思い、俺もまた王女の目をしっかりと見つめ返す。

しばらく沈黙が続いた後、ようやく王女が口を開いた。

俺は緊張しながら、王女の言葉を待つ。

そして、ついに王女が言った。

「ユウトさん。どうか私の夫になってください!」

「ザッ、しかし、断る」

俺は即答した。

俺がそう返事をすると、ミハルは俺の袖を掴んで不安そうな顔をしている。

俺はそんなミハルの頭を撫でると、ミハルは安心して俺に抱きついてくる。

俺はそんなミハルを抱きしめながら、目の前にいる王女に言う。

「悪いけど、俺はあんたと結婚する気はない」

すると、王女は悲しそうに顔を伏せる。

俺はそんな王女に言った。

「俺はミハルと一緒に暮らしていきたいと思っている。だから、他の女とは結婚するつもりがない」

俺の話を聞いた王女は顔を上げる。

俺はそんな王女に言う。

「俺はミハルを幸せにする。そして、ミハルと二人で幸せになるつもりだ」

俺はそう宣言する。

俺がそう言い切ると、ミハルが嬉しそうに俺に抱きついてくる。

俺はそんなミハルの頭を撫でる。

すると、ミハルは嬉しさのあまり泣き出してしまった。

俺はそんなミハルを慰めるように頭を撫で続ける。

しばらくすると、ミハルは落ち着きを取り戻したのか、

俺から離れると恥ずかしそうに俯いた。

俺はそんなミハルの頭を優しく撫でる。

ミハルは気持ちよさそうに撫でられている。

俺はそんなミハルに微笑むと、ミハルは頬を赤らめて微笑み返してくれた。

俺はミハルの笑顔に見惚れてしまう。

俺はミハルの肩を抱くと、ミハルの唇にキスをする。

11.

ミハルは突然のことに驚いていたが、すぐに受け入れてくれる。

俺はミハルの舌に自分のそれを絡ませる。すると、ミハルもそれに応じてくれる。

しばらくすると、ミハルは息苦しくなったのか、俺の胸を叩いてきた。

俺は名残惜しいと思いながらも、ミハルの口から口を離す。

ミハルは呼吸を整えながら、潤んだ瞳で俺を見てくる。

俺はそんなミハルを抱き寄せる。

ミハルはそのまま俺にもたれかかるようにして、体重をかけて来た。

俺はそんなミハルの背中をさすりつつ、ミハルに話しかけた。

「ミハル。愛しているよ」

俺はそう言ってミハルにキスをした。

ミハルもキスを返してくれた。

俺はそんなミハルに微笑むと、ミハルは幸せそうな表情を浮かべていた。

俺はそんなミハルを見ていると、幸せな気分になった。

俺はミハルの頭を撫でる。するとミハルは気持ちよさそうな表情をしている。

俺はそんなミハルの頭を撫で続けた。

しばらくすると、ミハルは落ち着いたようで、俺から離れて、姿勢を正すと、王女にお辞儀をした。

「申し訳ございません。取り乱してしまいました」

ミハルは謝罪をした。

俺はそんなミハルに微笑むと、ミハルは微笑み返してくれた。

すると、王女はミハルに頭を下げると、ミハルに謝った。

「いえ、こちらこそ急に求婚などしてすみませんでした」

そう言って、頭を下げた。

ミハルは慌てて、頭を上げて下さいと言った。

俺はそんな二人を眺めながら、二人の仲を取り持つことができたことを喜んでいた。

俺はミハルと手を繋いで、宿屋に戻ることにした。

俺とミハルは手を繋ぎながら、街を歩いていく。

ミハルは俺の手をぎゅっと握っている。

俺はミハルの手の温もりを感じて、幸せを感じていた。

俺とミハルは宿に戻ると、部屋に戻った。

俺はベッドに腰掛けると、隣に座ったミハルに膝枕をしてもらう。

俺はミハルの太ももに頭を乗せると、ミハルは俺の頭を撫でてくれた。

俺はそんなミハルのお腹に頭を押し付けて甘える。

すると、ミハルはくすぐったそうにしている。

俺はそのまま、ミハルの胸に手を伸ばす。

俺はミハルの服の中に手を入れると、ミハルの柔らかい肌に触れる。

俺はその感触を楽しむと、ミハルの服を脱がしていく。

そして、翌日まで激しく愛し合うとそのまま抱きしめたまま眠りに着いた。

翌朝、俺は目が覚めるとミハルはまだ寝ていたので俺はミハルの頭を撫でた。

するとミハルは目を開けた。

ミハルは眠そうにしながらも、俺の方に視線を向けると、

「おはようございます。ユウトさん」

と言って、俺の体に腕を巻き付けてきた。

俺はミハルの体を引き剥がそうとするが、

ミハルは離れようとしない。俺は諦めて、ミハルにされるがままになっていた。

しばらくして、ミハルは満足したのか俺から離れていった。

ミハルは俺に服を着せると、自分も着替え始めた。

ミハルは俺に背を向けると、俺に着せてもらった服を着替えていく。

少しは、恥じらいというものを持って欲しいと思うが仕方ない。

俺がそんなことを考えているうちにミハルは準備を終えたようだ。

俺達は部屋を出て朝食を食べるために食堂に向かった。

俺達が部屋を出ると、そこには王女がいた。

王女は俺達に挨拶をすると、一緒に食事をしたいと言い出した。

俺は断ろうと思ったが、ミハルが了承したので

俺も仕方なく承諾することにした。

王女は俺達の向かいの席に座った。

俺とミハルは王女に聞かれるがままに質問に答えたり、

逆に王女に質問をしたりして、食事を楽しんだ。

12.

王女との会話の中で、王女は勇者のことを

どう思っているのかを聞いた。

(俺を追放するような嫌な奴だ)

と思うと、王女は悲しそうな顔をしていた。

俺はそんな王女を見て、勇者に対して怒りを覚えた。

俺はそんな王女を見て心を痛めたが、王女に言った。

「悪いな。こんなことを聞いてしまって」

俺がそう言うと、王女は首を横に振って

気にしていないという仕草をして見せた。

俺はそんな王女を見て、この人は優しい人なんだなと感じた。

俺は王女に言った。

「なあ、もしよかったら俺達と一緒に行動してくれないか」

俺の言葉に王女は戸惑っていた。

俺はそんな王女に言った。

「王女様は勇者パーティーの人達のことが嫌いなのか」

すると王女は黙ってしまった。

俺は続けて王女に聞いた。

すると王女は小さな声で話し始めた。

王女の話によると、王女は元勇者パーティーのメンバーで、

今は元勇者パーティーのリーダーである元魔王を倒した

英雄として祭り上げられているが実際は違うらしい。

王女は元勇者パーティーで雑用係をしていたが、

ある日突然、元勇者パーティーの他のメンバーが

自分よりも強くなっていたので、自分がパーティーの足を

引っ張る存在だと思い込みパーティーを抜けようとしたそうだ。

しかし元勇者がそれを認めず、追放されたのだということだ。

その後、王女は冒険者ギルドに登録すると、一人で旅に出た。

そして、今に至るのだと言う。

王女は元勇者が自分を追い出したことに納得がいかないらしく、

いつか必ず復讐してやろうと心に決めていると言っていた。

俺は王女の話を聞いていたが、俺は王女に同情した。

俺は王女に言った。

「なあ、俺があんたの力になってやるよ」

俺の言葉に王女は驚いた顔をしている。

俺はそんな王女に言った。

「俺はあんたの味方だ」

俺の言葉に王女は涙を流しながら俺に抱きついて来た。

俺はそんな王女を抱きしめると、頭を撫でた。

王女は俺の胸で泣いている。

俺はそんな王女に言った。

「あんたのことは俺に任せてくれ」

俺はそう言うと、王女の体を離す。

王女は泣き止むと俺の目を見つめて言った。

「ありがとう。私にはあなたしか頼れる人がいなかったのです。どうかよろしくお願いします。」

そう言うと王女は深々と頭を下げた。

俺はそんな王女に言う。

「ああ、任せておけ」

俺はそう言うと、王女にキスをした。

するとミハルが俺の頬をつねってきた。

俺はミハルに謝ると、ミハルは頬を膨らませていた。

俺はそんなミハルにキスをする。

ミハルは嬉しそうに微笑むと俺を抱きしめてきた。

俺はそんなミハルを抱きしめ返し、

しばらくすると、ミハルは落ち着いたのか俺から離れた。

俺はそんなミハルにキスをすると、ミハルは俺に抱きついてくる。

俺はそんなミハルの頭を優しく撫でた。

すると、王女はそんな俺たちの様子を微笑ましそうに見ていた。

俺はそんな王女に微笑むと、王女は俺にキスをしてきた。

俺は突然のことに驚いてしまった。

王女は俺から離れると、俺に謝った。

俺はそんな王女に大丈夫だと伝えると、

俺はミハルを連れて部屋に戻ることにした。

俺達が部屋に戻ると、そこには既に先客がいた。

それは昨日俺が倒したはずの男だった。

男は俺を見ると、ニヤリと笑った。

俺はそんな男の態度に苛立ちを覚える。

俺はミハルを後ろに庇うと、剣を構えた。

俺は目の前にいる男が生きていることを不思議に思った。

確かに俺はこいつを殺したはずだ。

俺は混乱していると、後ろから声をかけられた。

「ユウトさん、こいつは私が倒します」

そう言って前に出てきたのはミハルだった。

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