第3話
その日から少女の学校生活は大きく変わった。
いじめてきたクラスメイトも今ではすっかり奴隷と化している。
今日、少女は先生をも従えようとしていた。
一時間目の時間になり、散々少女を笑い者にした老人、書写の先生が入ってきた。
少女は先生の前へ歩み寄った。
と、先生が
「お〜wどうした??w笑いものにされるのが嫌ですってか?www」
と言った。
いつもなら大笑いするクラスメイトが誰一人笑わないことに老人が気づいたのはその数秒あとだ。
老人はクラスの異変に気づき
「おい、どうした…?
元気ないじゃないか」
誰も応答しない。
しばらくの間沈黙が続く、冷たい空気がクラスを包んだ。
少女はニヤッとして老人に言った。
「どうです?クラスみんなに無視される気持ち…少しはわかりましたか?」
老人は酷く驚いた様子で少女に言った
「なっ、、いつから先生に反抗するようになった!!そんな身の程知らずには罰を与えねば」
と、その老人は物差しを手に取り少女へと近づく。
「これでお前の立場を分からせてやる!」
少女は動じず、冷たく言った。
「フフッ、そんなことしても意味ないですよ、今まで私にしたことをしっかり反省してもらわないとニコ」
不気味な笑みを浮かべたと思うと、少女の手から稲妻のようなものが出てきた。
ほんの一瞬。まばたきをするくらいの時間で、老人の方へ飛んでいく…
ビリリッ
鈍い電気の音が静まり返った教室に響く。
クラスメイトは青い顔でこの光景を黙って見ていた。
なぜかって???
それは、少女が怖いからだ。
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