第2話 学園都市・ミディウム


想來side



「わぁ……‼すごい……‼」


「思った以上だな……」


私の目の前に広がるのは行き交う人々と、店が並ぶ『街』。


「普通に都市みたいだね!!」


「ああ、すごいな」


「確か、ここの運営は生徒の使用人とか生徒がやってるのよね!」


「ああ」


「なんでここの名前”ミディウム”なんだろ……なんで霊媒……?」


「……」


「あ!あれ食べたい!」


わたしが見つけたのはクレープ。

ここのはどんな味なのかな?


「ちょっと想來?!」


「それください!」


「450円になります」


「これで」


「ありがとうございます!」


「いただきまーす」


「あーむっ」


「うまぁ!!」


「ちょっと想來、ってもう買って食べてるし」


「いる?」


「いる」


「はい、あーん」


「……ん、うまい」


「だよねぇ‼」


あ、あんなところに洋服が売ってる店がある!


「凪!あそこ行きたい!」


「だめだ」


「えぇっ?!なんで!」


「今何時かわかってるか?」


「えっと…」


スマホの時計を見てみると……


「やばっ!!入学式まであと15分しかないじゃん!!」


「そうだ。急ぐぞ」


「おっけー」


わたしは凪に答えると駆け出した。


「おい!久しぶりにそんなゆっくり走ったら転ぶぞ!」


「わかってる__うわっ?!」


やばっ!転ける__


トサッ


「あっぶねぇ……」


「ありがとう凪ぃぃ!」


「っったく、気をつけろ」


「あと急ぐぞ」


「りょうかい!今度は転けないように周り見る!」


「じゃあいくぞ」


そしてわたしたちはで走り出した。



















「……え、足速くない?」






この後、この出来事が噂になったのはまた別の話__





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【補足】


想來と凪は50m5秒台だとか……?






お読み頂きありがとうございます!

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